「筆順のはなし」では、「上」という文字を「ー|ー」と書くか「|ーー」と書くか「どちらが正しいか?」から始めています。
昭和33年(1958年)発行の筆順指導の手引きには、
「(前略)もちろん、本書に示される筆順は、学習指導上に混乱を来さないようにとの配慮から定められたものであって、そのことは、ここ
...続きを読むに取り上げなかった筆順についても、これを誤りとするものでもなく、また否定しようとするものでもない」
「義務教育諸学校教科書用図書検定基準」「国語科(書写)」昭和21年(1946年)には、
「(4)漢字の筆順は、原則として一般に通用している常識的なものによっており、行書で筆順が異なる字については、適切な説明を加えていること。(後略)」
楷書と行書で筆順が違う可能性と、常識的なものについて言及しているだけで正しいものがあるとは言っていない。
「昭和16年から国民学校で使用された第五期国定国語教科書の教師用では、「上」という文字について「運筆順序」として2種類示している。「來」についても
第二問として「右」の筆順でどちらが基準かを聞いています。答えは両方基準で、それぞれが中国と日本の基準だそうです。
中国と日本で違うものとして田由曲母舟をあげています。。
書道における間架結構法
書きやすさ、整えやすさ、覚えやすさ