作品一覧

  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    ――10年前の私なら、「ユニコーン系男子」と出会えなかった自分の運命を呪いつつ、それまで通りに生きていたでしょう。 もちろん、世界の人口の半分を占める女性のパワーや、家父長制に立ち向かう効果的な方法を知ってしまった今は違います。 女性が諦め、それまで通りに生きようと思うことこそ、男性中心社会の望むところです。(「日本の読者のみなさんへ」より) 生きづらい男性社会の中でキャリアや夢を実現したい女性たちから支持され、 韓国では発売3カ月で5刷を記録。 ニューヨーク・タイムズにも紹介されたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」運営者の著者による、等身大のフェミニズム・エッセイ。 広告業界の第一線で20、30代を送った著者は、40代で#MeToo運動の波を被って初めて、これまでの自分に疑問を持ちます。 『セックス・アンド・ザ・シティ』を地でいくバリキャリのつもりだったけれど、全く自由でなかったのではないか……。 仕事をしていく中で、社会への疑問や憤りが高まっていきます。 2021年4月には「女性の党」の党首としてソウル市長選にも立候補。 落選したものの4位に入る。コピーライターであり、 ブックカフェのオーナーを務める著者が、自らの経験をもとに発信します。
  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

    Posted by ブクログ

    フェミニズムってなんやねん!って人におすすめ。韓国は男女格差が凄いんだなと思った。そんで日本もめっちゃやばいんだと改めて。フェミニストとかフェミニズムとか最近よく聞くけど全然なんだか分かってなかったから勉強しなくちゃなあと。自分が20代だからかな、、?差別されてるとかあんまりピンとこなくて、40とか50になったらめっちゃ共感できるんだろうなーと。新卒あたりだと男女の給料の差は見えにくいし。でも年を重ねてから努力しても遅いんだろうね。まず何を努力するか分かんないけど、、、「仕事のできる女性」よりも「仕事をしやすい男性」が選ばれているシーンてたしかにめっちゃ多いんだろうなーと思った。

    かわいくな

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    2024年01月23日
  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    「これ見よがしに生き残ってやる!」
     自ら退場することを望む世間を相手に、私は抗っていくことにした。
    外に飛び出した「自分ひとりの部屋」より

    何よりフェミニズムは平和主義でもなければ、モラルのための闘争でもない。男たちに奪われてきた女の分のパイを取り戻すための闘争だ。
    私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない より

    ある男の人が博士号をもらったり作品を完成させたり受賞したりすると、その人がすごいと思う前に彼の周囲にいる女たちが見えてくるのだ。
    無報酬労働がイヤで より

    「私はいままで誰にお金を使ってたんだろう?」
    女にお金を使おう より

    これは絶対に逆差

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    2021年10月10日
  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

    Posted by ブクログ

    読んでよかった、「ウーマンソーシャルクラブが必要」の章は特に。たぶんこの本は特別になる。ずっともやもやしていたことがここに書かれていた。
    韓国で10代20代の女性がフェミニストになって立ち上がり活動を始めたのをキム・ジナさんは応援しているだけではなくて自分たちで女性の政党「女性議党」を立ち上げてソウル市長選挙に出たこともめちゃくちゃ嬉しく、素敵だと思う。
    ホモソ気持ち悪いとかずっと思っていたのはたぶんワタシだけじゃなかったから、言葉にしたらこういうことだって思った。40代になったら途端に見向きもされない、とかふざけんなよってまじで思ってたのに、実際そういう物差しではかることを許容してた自分が嫌

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    2021年07月17日
  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

    Posted by ブクログ

    この本で、韓国で最近さまざまな、女性にとって理不尽な事件が起きてたことを知った。筆者は自分が過去いかに、そうと意識せずに、男性有利な社会のものの見方の中にいたかを省みている。そしてその後、カフェ経営や広告などの仕事でフェミニズムの活動を進めていることが書かれている。

    改めて自分や世の中を見るとほんとに色々、無意識のうちに刷り込まれてることが多い。筆者は、女性が力を得るには専門性が大事だと言っていて、ほんとにそうだなと思った。

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    2022年03月13日
  • 私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

    Posted by ブクログ

    ある韓国の実業家女性の働き始めてから現在までの歩み。
    これまで男性社会から抜け出そうとしながら、結局はその社会に溶け込もうとしてしまう。
    女性の自立を思い描いてきたのに、自分自身が女性を嫌悪していたことに気付き、愕然とする。

    そして、女性のための仕事を作り、女性のためにお金を使おうと思い立つ。

    そしてその行動が若い女性たちの支持を集め始めた。
    ソウル市長戦にも立候補。

    これだけの行動力のある人はなかなかいない。
    世の中に足りないものがあればそのための新しい仕事を作り出し、場所がなければ新しい空間を作り出す。

    男だからというだけで優位になる社会を終わりにするためには、このくらいの荒療治が

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    2022年01月04日

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