作品一覧 2022/07/22更新 関東大震災「虐殺否定」の真相 ──ハーバード大学教授の論拠を検証する 試し読み フォロー 日清・日露戦史の真実 ──『坂の上の雲』と日本人の歴史観 試し読み フォロー 歴史認識 日韓の溝 ――分かり合えないのはなぜか 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 渡辺延志の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 歴史認識 日韓の溝 ――分かり合えないのはなぜか 渡辺延志 2024/04/23 50年の空白に知識を埋め込む 結局、足を踏んだ人間は踏まれた人間の痛みがわからない。だからこそ、踏んだ人間が意識して記録し事実が風化、変化しないようにすることが相互理解につながる。 都合の良いように歴史を改竄した事実に驚く。まあ、そういうものかも知れないけど..... 「動...続きを読むくものは全て殺せ」 都合の悪い歴史、一時が万事、氷山の一角..... Posted by ブクログ 日清・日露戦史の真実 ──『坂の上の雲』と日本人の歴史観 渡辺延志 日本が本格的な戦争として関与したの日清戦争が最初であり、その「正史」の内容を精査し数多くの問題点を洗い出した著作だが、公文書に対する感覚が以前から変わっていないことに驚いた.東条英機の父、英教が執筆した「決定草案」は多くの部分が改竄され「公刊戦史」の形で公開されている.その過程で大島健一なる人物が登...続きを読む場するが長州閥の圧力で、重要事項が削除されていた.著者の訴えたいことがp227に凝縮されている.'' 戦争の事実を歴史として後世にどう伝えるかという問題をめぐる大きな路線の対立が明治の半ばに陸軍内であったことも浮かんできた.その結果、戦争を歴史として正確に後世に伝えるという考えは退けられ、政府や軍にとって都合のいいように戦史が編纂され正史とされてきたのだ.公文書の管理がないがしろにされる、あるいは改竄されるといった事態が近年も日本では相次いで社会問題となっている.「忖度」という言葉はすっかり市民権を得た.為政者や政府にとって不都合な事実を隠蔽するために公文書に手を加えるという作業は日本の役人の世界でおそらく延々と繰り返されてきたことなのだろう.そうした公文書改竄の中でも、『日清戦史』の編纂は、その後に及ぼした影響を考えると、おそらくは近代日本において空前絶後のものであったと考えて支障はないであろう.'' Posted by ブクログ 歴史認識 日韓の溝 ――分かり合えないのはなぜか 渡辺延志 第一章:徴用工訴訟、第二章:東学農民戦争、第三章:関東大震災、第四章:二つの虐殺を結ぶ線、第五章:忘れ去った過去、第六章:三・一運動、第七章:あいまいな自画像、催八章:いくつもの戦後、終章:次の時代を展望する歴史像のヒント。日本では、日本は悪くない!の考えがある以上、なかなか冷静に自分たちの過去の姿...続きを読むを見ることは難しいだろうな。でもそれをやっていかなければ、何時になっても日韓の溝は埋まらないだろう。 Posted by ブクログ 歴史認識 日韓の溝 ――分かり合えないのはなぜか 渡辺延志 なぜ日韓はこうも理解し合えないのだろうか。歴史認識がこうも違うのだろうか。韓国(中国もだが)での組織だった嫌日教育は、どう考えても将来に渡って仲良くしたくないとの現れでしか見えない。確かに戦争では酷いことをしたのは間違いないだろうが、建設的な教育が出来ないものか。 疑問が尽きないため、韓国の教授が書...続きを読むいた反日種族主義等を読んだりもしたが、色々な見方が必要かと思いこの本を手に取った。 今正に訴訟で原告側の主張が認められ、手続きが進行している徴用工問題、関東大震災での朝鮮人犠牲者が6000人と碑に書いてあることに対し、一人の都議が一方的な政治的主張だと批判し、以降毎年出席していた追悼式に主席していた知事(小池氏)が参加を見合わせるようになったことでフォーカスされた朝鮮人虐殺事件、日清戦争の引き金となった東学農民戦争への日本軍隊派遣、そして韓国併合。 それぞれ日本でどう伝えられてきたのかを具体的記録や文献で検証されていくが、私たちがいわゆる常識として理解していたことが、実は誤りであった(可能性)ことが分かる。韓国の人たちがなぜこうも憤慨するのかも。きっと我々が逆の立場であれば、同じように考え行動するだろう。 日韓の歴史認識を埋めるべく、学者たちが集まり共同研究が立ち上げられたが、8年経っても合意が得られず2010年解散されたようだ。 日韓が良い関係にあることは、例えばリスクとして上げられる北朝鮮、中国、ロシアからの圧力を和らげる意味でも重要なことは間違いないだろう。 共通の認識に立ち、良い将来を築くにはどうすれば良いのか、妥協点を見つけてもらいたいものだ。 そう言うことを考えさせられた。 反論も出て来るだろうが、日本は常に正しいと勇ましく主張する人に、是非読んでもらいたいと思う。 Posted by ブクログ 歴史認識 日韓の溝 ――分かり合えないのはなぜか 渡辺延志 日韓の歴史認識の差が何故生まれているか? 徴用工や慰安婦問題等日韓の主張はいつも食い違っている。一度自分なりに理解したいと思っていたが、本書によると関東大震災時の朝鮮人虐殺、東学農民戦争、3.13運動等日本側が事実を隠秘してきた事にも問題が多い事がわかる。解決は難しいと実感。 Posted by ブクログ 渡辺延志のレビューをもっと見る