作品一覧 2023/12/29更新 アウシュヴィッツで君を想う 試し読み フォロー 公式より大切な「数学」の話をしよう 試し読み フォロー 皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章 試し読み フォロー メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 塩﨑香織の作品をすべて見る
ユーザーレビュー メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生 ピーター・ゴドフリー=スミス / 塩﨑香織 「タコの心身問題」に続いて、哲学を生物学(または生物が活動する様子)からボトムアップした本。翻訳者が異なるからか、ことば遣いの端々に幾ばく難解なきらいがある(読点と読点の間が長い)ように思える。が、おもに頭足類を扱った前著より、時代もいきものもさまざまな分野から取り扱われていて、なんというか、「とっ...続きを読むちらかりながらおもしろい」。本著のテーマの主格はおそらく『経験』で、これは、あっさり「どれにあってどれにない」とは片付けられない。表現しづらいが(たぶん読まれたほうが早いでしょう!)、「感覚器官で得るもの」と「得たそのものの集積」、「自他の区別(自分が他者とは別にあるという感じ)」などがいきもの、あるいは個体ごとにごた混ぜになっている、という風だ。時代も場所も(陸や海や気候etc.)違う個体ごとに、それぞれがグラデーション、ヴァリアントになっている。わたしはそう読み取った。AIの不可論のくだりも興味深かった。 ただ、日常の会話(コミュニケーション)を通してさらに構成され得るのが人間特有の心だとし、生まれてくるものと自分でつくるものにそれが大別されるならば、ほかのいきものにどうしてそれが(グラデーションのかたちにしても/擬人化ではなく!)できないのか。そこが理解しきれなかった。 Posted by ブクログ 皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章 モンティ・ライマン / 塩﨑香織 メモ ・抗酸化サプリは今のところエビデンスなし ・やっぱり日焼けは良くない。ビタミンDはサプリで取ればいい ・ニキビの原因は脂肪より糖質 ・肌にいいのは結局よく寝ること、いい食生活 ・皮膚の常在菌(マイクロバイオーム)は個人で違う、家族は似る。触れ合う=菌の交換 ・腸の調子は皮膚に影響する、皮膚の調...続きを読む子はメンタルに影響する。それぞれ逆も成り立つ ・ハンセン病は感染力は極めて低いもののけ姫のあの人たちや大谷吉継…) Posted by ブクログ 皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章 モンティ・ライマン / 塩﨑香織 単に皮膚の説明というよりは、皮膚をめぐる病気を説明している。皮膚がんから梅毒AIDSライ病までさまざまな病気である。さらに太陽の光とその皮膚への影響まで説明している。みすず書房で、皆が読まない出版社であることがもったいない。余白も十分ある単行本であるので、講談社ブルーバックスで出版されればヒット間違...続きを読むいなしであろう。 Posted by ブクログ 皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章 モンティ・ライマン / 塩﨑香織 化粧品というものに関わる仕事柄、美の対象としての皮膚に興味があり手に取ったが、これは名著だと感じた。皮膚という臓器をここまで様々な角度から切り取り、しかも学術的な知見を素人にも読みやすくドラマティックにまとめている。 Posted by ブクログ 皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章 モンティ・ライマン / 塩﨑香織 鍼灸師を含めて皮膚を介した医療で仕事をしている人全てに読んで欲しい。 解剖学や組織学など様々な知識を串刺しにしかもドラマティックに書いています。 Posted by ブクログ 塩﨑香織のレビューをもっと見る