中野耕太郎の作品一覧
「中野耕太郎」の「20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中野耕太郎」の「20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
歴史の中には今よりもはるかに多くの差別が埋まっていて、それらはいずれも既得権益を守ろうとする勢力の反発が根っこに潜んでいる。構造的なパワーバランスの偏りはあらゆる場面で生じうるが、そうした偏りの是正が求められたとて、たまたま強い側にいる面々が協力するはずがない。むしろ偏りの維持のために全力を尽くす。
奴隷を使って農園を営んでいる白人男性。奴隷がいなくなると経営が成り立たない。膨大な既得権益を手にしている。たしかに奴隷は可哀想だが、自分は奴隷じゃない。奴隷を手放す理由となり得るのは、唯一道徳だけ。しかしそんなものはいくらでも捻じ曲げることができる、黒人は劣っている等々。
マクロに歴史として見
Posted by ブクログ
アメリカ合衆国通史シリーズの第3巻。対象時期は1901年から1973年まで。2度の世界大戦を経て「西半球の帝国」から「世界の超大国」へと急転回する期間であり、現在の一般的通念としての「アメリカ」像が形成された歴史的にも重要な時期である。問題意識は明確で、自由放任による貧困・差別を是正するための社会統合・国家統合の強化(「革新主義」「ニューディール」)がいかに展開・浸透し、どのような矛盾を抱えて挫折・分解したのか、今日の新自由主義を生み出す前提条件を明らかにしようとしている。ニューディールが内包する人種隔離主義、社会政策の「実験場」としての植民地の機能と本国への「逆輸入」といった視点は目新しい
Posted by ブクログ
時代が現代に近づくにつれて、問題が複雑になって理解が及ばなくなってきた。今も貧困、差別、男女平等、国防、などなど様々な問題を抱えているが、それらの問題をどういう経緯で取り組んできたかを知ることができた。名前を知っている大統領が出てくるけども、どういう人かを知らずにいたので、それも知ることができて良かった。
理想はそれぞれの立場で違う。
どれが本当の理想か。そんなものは無いのか。
凄く考えさせられる。
自由と理想を求めてできた国であるけども
結局力を使ったことが、理想から遠ざかって
困難なことになっているのではと感じた。
核にしても日本に投下して正当化していることが
核を持つことでしか平和を維持