20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代

20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代

946円 (税込)

4pt

3.7

工業化と大衆社会化を迎えるなかで、格差や貧困といった新しい問題に直面した20世紀のアメリカは、ニューディールに象徴される社会的な福祉国家へと変貌していく。しかしそれは同時に、二つの世界大戦を経て帝国化していく道でもあった。そしてベトナム戦争とニクソンショックにより冷戦が変化を迎える70年代までを描く。

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20世紀アメリカの夢 世紀転換期から1970年代 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史の中には今よりもはるかに多くの差別が埋まっていて、それらはいずれも既得権益を守ろうとする勢力の反発が根っこに潜んでいる。構造的なパワーバランスの偏りはあらゆる場面で生じうるが、そうした偏りの是正が求められたとて、たまたま強い側にいる面々が協力するはずがない。むしろ偏りの維持のために全力を尽くす。

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    1901年から1973年までのアメリカの内情を描いた本だが、人種差別 特に黒人の問題がアメリカ社会を大きく左右していたことが分かる.「おわりに」のp237-238に的確なまとめがあるが、この差別問題は未だスッキリとなっていない.このような形で歴史をまとめてもらえると、自分の興味ある部分を絞って俯瞰で

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    2021年10月16日

    Posted by ブクログ

     アメリカ合衆国通史シリーズの第3巻。対象時期は1901年から1973年まで。2度の世界大戦を経て「西半球の帝国」から「世界の超大国」へと急転回する期間であり、現在の一般的通念としての「アメリカ」像が形成された歴史的にも重要な時期である。問題意識は明確で、自由放任による貧困・差別を是正するための社会

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    2020年08月06日

    Posted by ブクログ

    1901年から1973年までのアメリカを概括する。時系列の記述のおかげで分かりやすい。アメリカ社会から貧困と不平等を失くし、世界にも自由と豊かさを分け与えようとするのがアメリカの行動規範だったわけだけど、やはり難しい。現在の世界をみると理想とは相当に異なる様相になっているよね。何より自由と平等をうた

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    2019年12月01日

    Posted by ブクログ

    時代が現代に近づくにつれて、問題が複雑になって理解が及ばなくなってきた。今も貧困、差別、男女平等、国防、などなど様々な問題を抱えているが、それらの問題をどういう経緯で取り組んできたかを知ることができた。名前を知っている大統領が出てくるけども、どういう人かを知らずにいたので、それも知ることができて良か

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    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

     本巻では、20世紀初頭から第一次世界大戦、ニューディール期から第二次世界大戦を経て、冷戦下アメリカが西側世界唯一の超大国となった時期を扱う。

     20世紀への転換期から第一次大戦に至る時期は、「革新主義の時代」と呼ばれ、急速な工業化がもたらした、資本の集中や都市環境の悪化、移民の流入、貧富の格差と

    0
    2020年12月29日

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