ウイスキーの入門書としてよくできているだけでなく、最近の動向にも触れてあって楽しめた。
リキュールとリキュール類(日本のルール)の違い、ハイボールの最適解、海底・海中熟成酒、ペルノリカールの中国蒸留所あたりは本書で初めて知った。
唯一気になったのが、80年代からのウイスキーの値段の変化(価格下落
...続きを読む)を「中身が違うから」としていたところ。
ウイスキーの税率の低下(おそらく80年代の4分の1くらいになっている)の影響が大きいような気がするのだけど、だれかきちんと分析してないかな?あと円高かな。80年代前半は250円くらいだった。円安といわれている今よりずっと円の価値が低かった(名目ベース)。
とはいえとはいえ、、、
往時の80年代にはまだまだ及ばないものの、“文化”っぽく盛り上がってきたウイスキー。ウイスキーの全体像をちょっと詳しく知りたいという人には、いまならこの本がオススメ。