作品一覧

  • 戦後教科書運動史

    Posted by ブクログ

    ほぼ教科書裁判の記録である。教科書裁判自体は判決なども難しいので、これを読むことでどのように教科書裁判が行われてきたのかがよくわかる。
     それだけではなく、政府が教科書を検定の名のもとに、恣意的に決めるので、その不当性を裁判で明らかにするという図式は変わらない。
     教科書問題を扱う場合には基本書となる。

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    2022年05月08日
  • 戦後教科書運動史

    Posted by ブクログ

    高橋新書ガイドから。何よりまず、やっぱり新書でこの分量は萎える。コンパクトに読めるってことも大きなメリットなのではないか、と。それはさておき、内容は至極もっとも。教科書が教育に導入されるようになって以降、戦前の最悪期に至るまではともかくとして、戦後に至っても、常にある一定以上の国粋主義勢力が存在し続けるという事実。まだ記憶も新しいその頃から、連綿と受け継がれる歴史主義の姿勢に寒気がする。時代の鏡ともいえる教科書の、特にその検定の変遷を見るにつけ、政調と軌を一にする有りようがまざまざと浮かび上がる。大学、裁判、教科書の新書を並行して読んでいたんだけど、共通して炙り出されるのは、安倍以降加速され続

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    2023年12月06日

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