宇野和美の作品一覧

「宇野和美」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ハリケーンの季節
    魔女殺し の真相。
    と言ってもミステリーの範疇に収まらない。
    メキシコのある村を覆う絶望。
    そこで暮らす人々には日常だとしても、かなりヘヴィな日常。諦念。
    胃にずっしりくる。
  • きらめく共和国
    『ある町にどこからか現れた、理解不能な言葉を話す子どもたち。奇妙な子どもたちは、盗み、襲い、そして32人が、一斉に死んだ。』

    本書の帯に書かれたこの短い文章が、物語で起きる全てのことを端的に表し、事件の渦中にあった1人の人物が22年後に述懐していく構成となっています。
    うつくしい亜熱帯の国の景色と...続きを読む
  • きらめく共和国
    架空の街とそこを流れる大河と隣接するジャングルを舞台にある男の回顧録として語られるこの物語は一種、ファンタジーのような、それでいて犯罪事件録にも読み取れる。
    小鳥の囀りのように~とも表現される子どもたちの言語のことや、並べられた彼らの遺体という表現から、謎を突き止めたくて読む手が止まらない。

    街で...続きを読む
  • きらめく共和国
    あらすじからホラー要素がある作品かと思いきやファンタジー要素が強い作品だった。
    パンズ・ラビリンス的な「子どもしか知らない世界」のようであるけれども本当に何があったのかとかは語られないので、好き嫌いは分かれると思う。
    ここまで極端な形ではなくても自分も子どもの時に大人たちには秘密の世界を作っていたこ...続きを読む
  • ハリケーンの季節
    メキシコの架空の村で起こった殺人事件を章ごとに一人の人物の視点から語っていくが、台詞も地の文もまぜこぜに改行なしで進んでいくかなり独特な構成。
    しかも貧困、暴力、迷信、差別と思いつく限りのこの世の醜悪な部分が詰め込まれているので文量のわりに読みごたえはかなりヘビー。
    これをよく翻訳して読み応えあるも...続きを読む

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