作品一覧
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4.11巻847円 (税込)逃亡犯条例反対に端を発した香港デモは過激さを窮め、選挙での民主派勝利、コロナウィルス騒動を経てなお、混迷の度合いを深めている。お気に入りのアイドルソングで気持ちを高める「勇武派」のオタク青年、ノースリーブの腕にサランラップを巻いて催涙ガスから「お肌を守る」少女たち……。リーダーは存在せずネットで繋がり、誰かのアイデアをフラッシュモブ的に実行する香港デモ。ブルース・リーの言葉「水になれ」を合い言葉に形を変え続ける、二一世紀最大の市民運動の現場を活写する。「諦めないでください。手にしている一票を軽んじないでください。個人の力を軽んじないでください。生きている心は誰かを動かせるから。諦めないで努力し続けていけば、いつか必ず成果を得られると、私は信じています。(中略)私には仲間がいます。この戦いは、一人ではなく、仲間がいるから続けられる。それは、香港衆志の仲間、民主派の仲間だけでなく、日本から応援してくれる人も含みます。そんな仲間がいる限り、香港の民主化、市民の権利のために、戦い続けたいと思います。」〈周庭(アグネス・チョウ)、本文より〉
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
日本のニュースでも度々取り上げられた香港のデモ映像。座り込みや時には警官との激しい乱闘シーンも流れ、背景を理解しない人から見たら、中国の体制に組み込まれる事への反発なんだろうな、程度にしか考えていなかった。歴史で学んだように香港はアヘン戦争でのイギリスの勝利により同国植民地となった後、太平洋戦争では日本が統治下に置いた場所だ。戦後も中国には返還されず元通りイギリスが植民地としたものの、1898年の展拓香港界址専条によって99年間の租借が決まった。現在、その期限切れとなった1997年以降、「一国二制度」の下で香港には50年間の自治権が許されている状況だ。よって2047年には領土のみならず、制度を
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Posted by ブクログ
ネタバレどこまでも/逃げよ逃げのびよ/いつの日か/草、はびこり/砂、城を覆う//
にぎわいし/かの別天地/今は無し/愚かな風に/港の香ぞ散る//
『「獄」という字—両側は「犬」で 真ん中は「言葉」だ /中国の牢獄は人間ではなく言論を監禁するものなのだ』(陳 邁平、翰光著「亡命 遥かなり天安門」より)//
テレビ観る/つかのま隅に/煙ふかし/邦捨つるほどの/思想はありや//
香港人かく戦えり。では、翻って僕らはどうか?「亡命 遥かなり天安門」を読んだ後と同様、彼らの生き方は鋭くこちらの生き方を問うてくる。
国家安全維持法の導入により、彼らの戦いは敗北に終わったように見える。だが、リベラルスタデ