作品一覧

  • 黄金蝶を追って
    4.1
    1巻990円 (税込)
    もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら?(「日曜日の翌日はいつも」) 買ったマンションに前の持ち主が“同居”していて毎日規則正しい生活を送っていたら?(「ハミングバード」) 描いたものが動き出す“魔法の鉛筆”を手に入れたら?(表題作) 明日、あなたはこの世界に迷い込むことになるかもしれない――。海外でも高く評価された「ハミングバード」他、あたたかな筆致で描かれる、誰も見たことのない日々。 不思議のきらめきと日常の素晴らしさに浸れる短篇集。
  • 名著奇変
    3.3
    1巻1,210円 (税込)
    新感覚! 名著×ホラーミステリ! カバーイラストは人気絵師・ろるあさん! 小説紹介クリエーター・けんごさんの作品解説付き! 教科書に載る誰もが知る あの名作が現在に舞台を遷し、 奇怪な物語として蘇る!  国民的ベストセラーが持つDNAを 次世代の小説家がさらに 進化させた第一級のホラーミステリ。 謎解き、考察...。どんでん返し!  読書に馴染みのない方も ぐいぐい一気に引き込まれる! 1話10分で読めるから 朝読やスキマ時間におすすめ! 原作名著も併せて読むと2倍楽しめます! <名著が奇変! 本書の収録作品> ●「SNSの中の手紙」  柊サナカ      Feat.葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』 ●「影喰い」  奥野じゅん    Feat.谷崎潤一郎『陰翳礼賛』 ●「Under the Cherry Tree」  相川英輔     Feat. 梶井基次郎『櫻の樹の下には』 ●「カムパネルラの復讐」  明良悠生    Feat. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 ●「せりなを書け」  大林利江子    Feat. 太宰治『走れメロス』 ●「山月奇譚」  山口優    Feat.中島敦『山月記』
  • ハンナのいない10月は
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    大学の万年講師・森川譲は猫のハンナと研究室で暮らす変わり者。ある日学長から、大学に潜むスパイを探せと命じられ、次々起きる大学存亡の危機に立ち向かうことに――感動の青春ミステリ! 猫部屋と化した研究室には、今日も厄介な客が訪れる。 狙われた大学公印、頻発する謎の停電、潜り込んだスパイ、学生自治会長選挙の不正疑惑、大学御用達の定食屋の後継者問題、女子学生の洋服盗難、学生への不公平な単位付与問題—―続発する大学存亡の危機に立ち向かうはめになった万年講師・森川と愛猫のハンナ。彼らがたどり着いた、事件の裏にある切なくて苦い真実の数々とは? 切ない真相に不意打ちされる、優しい涙が溢れる傑作!
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    過去、現在、近未来を描くSF(サイエンス・フィクション)にしてSF(すこし・ふしぎ)な作品でありながら、現実と空想が交錯する世界に生きる人々の絆を味わえる一冊。同時に「私もいつか不思議な体験をするかもしれない」と読者に思わせるような物語でもある。現実の中に溶け込んだ空想を描いているはずなのに、どこかノスタルジーさえ感じるのは何故なんだろう。

    とても読みやすくSF初心者にもオススメ。
    この本を読み終えた後に残る不思議な感覚を、ぜひ多くの人に味わってもらいたいです。

    0
    2024年03月03日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    たまたま書評を読んで面白そうだったので読んでみました。ノスタルジックなSFでちょっとウエット。面白かった。他の作品も読んでみよう。

    0
    2023年12月17日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    やっぱり好きだな、相川栄輔さん。文章が合う。
    「ハミングバード」は「惑星と口笛ブックス」で二度ぐらい読んで、英訳の朗読されたやつもたしか聞いて、だから4回めぐらいだったのだけど、なぜか今回が一番感動した。奇妙な設定ながら、出てくる人がみんなまっとうで、理性的で、だからついつい「やさしい世界」と評したくなるんだけど、何回か繰りかえして読んでいると、そうは言ってもそれぞれに後悔や不安や行く先の不安定さを抱えていて、それがあんな形で表現されていることがすごくグッと来るようになった。そのせいか、大江さんのポエトリーリーディングが、なんか心に響いたりして。よい短編。

    それからなんといってもやはり「黄金

    0
    2023年08月21日
  • 黄金蝶を追って

    Posted by ブクログ

    6作品収録されている短篇集で、どれも面白かった。平易だけど美しい文章。SF要素やファンタジーが日常に入り込んでくるものの、主人公たちはそれを大げさに騒ぎ立てないので、奇抜な設定なのに奇抜さを感じずに読める。1話目の「星は沈まない」は2021年に小説すばるに掲載された作品のようだけど、今は実際にコンビニエンスストアにAI店員が導入されつつあり、近い未来を先読みするような興味深さがある。しかも、あとに出てくる短篇で驚きの展開もあった。最後の話も驚いた。

    0
    2023年08月02日
  • ハンナのいない10月は

    Posted by ブクログ

    大学講師の森川を中心に巻き起こる大学内外でのささやかな、でも大変な出来事を。森川が研究室で飼ってるハンナという三毛猫が大変愛らしい。猫の縁も無視できない出来事に繋がる。面白かった〜!まさか食堂継いだらどうしよう…!って途中なったけど。こういう変わった先生、実は私の大学にも居たのかなぁ。出会ってたら少しは違ってたかなぁ。

    0
    2023年07月23日

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