黄金蝶を追って

黄金蝶を追って

990円 (税込)

4pt

もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら?(「日曜日の翌日はいつも」)
買ったマンションに前の持ち主が“同居”していて毎日規則正しい生活を送っていたら?(「ハミングバード」)
描いたものが動き出す“魔法の鉛筆”を手に入れたら?(表題作)
明日、あなたはこの世界に迷い込むことになるかもしれない――。海外でも高く評価された「ハミングバード」他、あたたかな筆致で描かれる、誰も見たことのない日々。
不思議のきらめきと日常の素晴らしさに浸れる短篇集。

...続きを読む

黄金蝶を追って のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    過去、現在、近未来を描くSF(サイエンス・フィクション)にしてSF(すこし・ふしぎ)な作品でありながら、現実と空想が交錯する世界に生きる人々の絆を味わえる一冊。同時に「私もいつか不思議な体験をするかもしれない」と読者に思わせるような物語でもある。現実の中に溶け込んだ空想を描いているはずなのに、どこか

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    たまたま書評を読んで面白そうだったので読んでみました。ノスタルジックなSFでちょっとウエット。面白かった。他の作品も読んでみよう。

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    やっぱり好きだな、相川栄輔さん。文章が合う。
    「ハミングバード」は「惑星と口笛ブックス」で二度ぐらい読んで、英訳の朗読されたやつもたしか聞いて、だから4回めぐらいだったのだけど、なぜか今回が一番感動した。奇妙な設定ながら、出てくる人がみんなまっとうで、理性的で、だからついつい「やさしい世界」と評した

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    6作品収録されている短篇集で、どれも面白かった。平易だけど美しい文章。SF要素やファンタジーが日常に入り込んでくるものの、主人公たちはそれを大げさに騒ぎ立てないので、奇抜な設定なのに奇抜さを感じずに読める。1話目の「星は沈まない」は2021年に小説すばるに掲載された作品のようだけど、今は実際にコンビ

    0
    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    「日曜日の翌日はいつも」が特に良かった。
    逆セカイ系というか、人間が足掻く作品が好きなのだと思う。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    すごいSFを見つけたかもしれない。淡々とした描写なのになんてハートフルなんだ。ヤングの小説にも似た暖かな読後感がある。
    でも、後書きで出版社(しかも他社)の名前を誤字るのはちょっと興醒めなので星を引きます。

    0
    2023年12月15日

    Posted by ブクログ

     短編集。『あとがきに代えて』ではSF・ファンタジーの作品集とされていて、確かにそうなのだけれど、最初に収録されている『星は沈まない』が小説すばるに発表された作品であるように、文芸誌に載っていても違和感ない味わい。作者の関心は一貫して人と人との繋がりにあるように思える。あさま山荘事件を彷彿とさせるエ

    0
    2023年11月14日

    Posted by ブクログ

    ☆3.8

    SF・ファンタジーに属する作品群六編が収録されている。
    どの作品もどこかノスタルジーを感じさせる。
    掴みたいのに掴めない何かを、この中に探してしまう。
    そんな気持ちになった。
    読み終わって考えると、その何かとは「希望」なのかもしれないなと思った。


    「星は沈まない」
    長くコンビニ業界の

    0
    2023年08月24日

    Posted by ブクログ

    収録作「ハミングバード」が日本人で初めて米英のSF誌に掲載されたという宣伝句に惹かれて購入。この日本的なオフビートさが海外で好まれるのは少々意外だったが、確かに斬新なアイデアではある。市井の人々を主人公に据え置くノスタルジックで感傷的な作風はどことなく伊与原新氏に通ずるものを感じるが、SFやファンタ

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    国内より先に海外で評価されたというニューカマーによるSFの短編集。とはいえ最先端科学や、テクノロジーに関する尖った議論などとはあまり縁のないファンタジーよりの作風。短編としても、オチの意外性より人間ドラマで勝負するタイプで、基本ハートウォーミング系。渋くてそつがない、いい意味でも悪い意味でも新人さん

    0
    2023年08月14日

黄金蝶を追って の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

竹書房文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

相川英輔 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す