ユーザーレビュー 清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル 夏目英男 2020 夏目英男(精華大学出身のジャーナリスト?) 80後 改革開放の真っ只中 90後 改革開放の影響が大きい 20後 デジタルネイティブ、期待の若手 海亀 海外留学からの帰国者、即戦力 高考 受験戦争 古代中国の四大発明:紙・印刷術・火薬・羅針盤 中国新四大発明:高鉄(高速鉄道、中国版新幹線...続きを読む)・QRコード決済・シェアバイク・EC 中国政府 ●改革開放時 先富論「一部の人、一部の地域が先に豊かになれ」という鄧小平の思想 ●現在 「大衆創業、万衆創新」(大衆の起業、万人のイノベーション) 「211行程」(21世紀に向けた大学の発展) 「985行程」(世界一流大学、高度研究) 貧富の差は無くならず 清華大学 校訓:「自強不息、厚德載物」(自らを向上させることを怠らず、人徳を高く保ち物事を成し遂げる) 特徴:理系が突出 著名人:習近平 アリババ イエローページ▶︎アリペイ(2004) モバイルインターネットとデータテクノロジーで小売業のデジタルトランスフォーメイション ジャックマー:〝永不放棄〟(永遠に諦めない) テンセント CVC:ベンチャーへの投資、多角経営 ウィーチャットペイ(2011):見知らぬ人との交流、ビジネス活用、パラノミックスコープ=全方位性 ゲーム事業(海外のゲームライセンスを牛耳る) 方針:地方への戦略転換 筆者の考え:海外を知らずに自国を知る、イノベーションを起こすのは不可能。大人になっても学ぶ意欲の強い中国人から学ぶことはたくさんある。 Posted by ブクログ 清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル 夏目英男 監視社会の中国、そこまで書いて著者の方は大丈夫なのかと心配になるレベルまで事細かに中国の現状を、日本と比較しながら書き記してあった。 特に関心がある教育面で、学歴カーストが著しいこと、そのおかげで事実、世界の代表格にもなるような偉大な貢献者が輩出されていることもあれば、その反面教育に熱心すぎるあまり...続きを読む、日常生活や運動面、視力などで身体的影響が大きいことも分かった。 デジタル化が秀でる海外、遅れをとっている日本、それぞれ良い面も改善すべき面も、双方の良い距離感にある著者らしい視点から 分かり易く記されてあり、勉強になった。 Posted by ブクログ 清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル 夏目英男 眠れる獅子!中国。 経済面では、将来的にアメリカを抜くとも言われています。 でも、「正直、、中国のこと、、よく知らない。」っていう人、多いと思います。 私もそうだったので、この本を読みました。 「生の中国の現状」を知ることができます。 色々と問題が多い国だとも思いますが、実際どうなのか「知る」ことが...続きを読むとても大事なことだと思います。 ぜひぜひ、読んでみてください。 Posted by ブクログ 清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル 夏目英男 中国で最も入学が難しい大学である清華大学を卒業した日本人の著者が、今の中国の実態をアリババ、テンセントなどの大企業から教育面、文化面、政策面など多角的に解説している本です。 まず衝撃だったのが、1900年の中国の思想家の 「若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若者が強ければ国も強く...続きを読む、若者が自立すれば国も自立し、若者が自由であれば国も自由、若者が進歩すれば国も進歩する」 という言葉です(直訳)。チャイナユースは常に向上心を保ちながら、社会を変えたいという一心でひたむきに頑張っているのだそうです。 今の日本では政治家が選挙の票を持っている年配者の方を向いた政策を多く実行し、衰退していく日本に若者は希望を持ちづらく、自分で日本を進歩させよう、というほどの気概を持つ若者は少ないのではないでしょうか。ここに国としての進歩の勢いや可能性に大きな差を見た気がします。 価値観が多様化している成熟国において、BLM運動やコロナ禍に対して各国の政治家が舵取りに苦労しているように感じます。人権や少数の社会的弱者にまで目を向けなければならない民主主義の政治ではどうしてもあらゆる点で共産主義国と競争するには難しいと思います。つまり日本と中国の国力の差はこれからも開き続けるのが明らかだと感じます。 中国とは切っても切れない関係であり続けるでしょうし日本に住む現役世代は皆読むべき本だと思います。 正直とても面白く今年読んだ30冊くらいの本の中ではダントツに読んで良かった本でした。著者に感謝です。 Posted by ブクログ 清華大生が見た 最先端社会、中国のリアル 夏目英男 今の中国から日本は学ぶことが多くある。日本・中国・韓国は三国志の魏、呉、蜀のように競争し合う関係ではなく、協力し合い学び合う時代になった。 梁啓超 1900年に少年中国説 若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若者が強ければ国も強く、若者が自立すれば国も自立し、若者が自由であれば国も...続きを読む自由、若者が進歩すれば国も進歩する 若者は国の未来の縮図であり、今後の社会を背負う人々 チャイナユースは常に向上心を持ちながら、社会を変えたいという一心でひたむきに頑張っています。 80後バーリンホウ→1980年代生まれ 90後ジウリウホウ→1990年代生まれ 1982年計画生育=一人っ子政策 80後は鄧小平の改革解放で多くの学生が留学→苦労知らず、身勝手、わがまま→最も利己的な世代 DJI、ByteDance、DiDi 90後→富二代(フーアルダイ)一台で富を築いたことで二世への皮肉を込めて 海亀(ハイグイ)留学経験者 挑戦意欲が高く、気骨精神溢れる、今までの日本人が描く中国人と違う人々 自強不息、厚徳載物(自らを向上させるこよを怠らず、人徳を高く持ち物事を成し遂げる。 蟻族(イーズ)家賃節約のためルームシェアする若者、賢く向上心もあり社会的地位は低い 親の七光りや人脈がある若者以外は競争に参加しなければ低欲望社会でも生き抜くことは至難の技。競争原理が常に働いている中国では努力をしなければ失職と常に隣り合わせの社会であり、時には非人道的に見えることもあります。 カナダの渡航ビザにもセサミクレジットが使われている。ジャックマーがカナダの首相に働きかけた。 テンセントもユーザーの急拡大で二度の経営難 テンセントのウィーチャットペイは後発だった。アリペイの後に出てきたサービス。紅包(ホンパオ)旧暦の正月である春節のお年玉、個人間の送金や割り勘、 中国人留学生70万 日本人留学生6万 海外組が活躍できる土壌と待遇の準備 ウォールストリートジャーナルの発行先→ダウ・ジョーンズ→infoseek →百度を創業 海亀として中国の発展に寄与したいというインセンティブが働く Having the world’s most powerful passport is lost on japan.(世界で最も強力なパスポートは日本で失われている)パスポートを持っている日本人は人口の僅か23%、G7では最下位。海外を出ずに自分の国を知ること、評価することは不可能。イノベーションの創出においても自国で革命を起こすのは困難。 Posted by ブクログ 夏目英男のレビューをもっと見る