小学低学年だろうか、表紙の女の子が七段飾りの前に座っている様子が気になり手にしたひなまつり絵本。
ゆいちゃんとおばあちゃんの手紙の感じで、おばあちゃんが元高校の校長先生をしていたせいか、少し厳しい感じが伝わってくる。
字のまちがいだけでなく、きちんとあいさつしなかったり、食べ物の好き嫌いをすると
...続きを読むあとからハガキがきて叱られるのだ。
今回は、おばあちゃんのお家でひなまつりの人形を飾るお手伝いをしてほしいと言われて行く。
おひなさまを出して飾っていき、全て飾り終えたあと気になったのは重箱の中。
おばあちゃんのいない隙に開けてみると手紙が…
ちょっと昭和を感じる設定かなと思った。
厳しいおばあちゃんとの関係も気になるが、おばあちゃんだって昔は小さな子供だったし、叱られてもいたはず…
変わらないのはひな人形だろうか。
私の子どもの頃は、ひな人形が無くてガラスケースに入った人形だけだった。
近所の幼馴染の家では七段飾りの立派なひな人形があり、羨ましかったことを思い出す。
自分が母親になり、娘が生まれて念願の七段飾りを両親からのお祝い金で購入した。
幼稚園までは、飾っても1週間くらいで片付けていた。とても大きくて場所を取り、片付けても押し入れの下半分のスペースを占領していた。
娘が中学になってからは、仕事の忙しさと誰も飾り付けを手伝うことなく、押し入れの中で閉まったままだった。
丁寧に人形の顔を和紙で包んで入れていたが、着物も色褪せてきて…
娘が嫁いでしばらくして、人形供養してもらった。
今になって、懐かしくなり孫に見せてやりたかったなと思う。
あとのまつりだ。