益尾知佐子の作品一覧

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作品一覧

2021/04/20更新

ユーザーレビュー

  • 中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係
     他国はこんな国だと評価する際、私たちはどれだけ確固たる根拠に基づいて考えられているか。私たちがある国に関して持っている情報がどれ恣意的な操作と選択をされてきたかのか。
    そういう想像をさせてくれる本だった。
     何かを「判断」する前に「理解」が必要だというのは当たり前のようであると同時に詭弁にも聞こえ...続きを読む
  • 中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係
    構成がよく、全体を通した筆者の論旨が明確。

    1・2章では総論として、中華人民共和国の革命政権としての性格や、党・軍・国の3系統の分立などを説く。ここが筆者の主張の核になる部分で、タイトルにもある「中国の行動原理」が示されている。
    特にエマニュエル・トッドの家族人類学に基づく考察は興味深かった。中国...続きを読む
  • 中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係
    中国関係で読んだ本で一番面白かった。特に、家族観(家父長が強く子供は平等)という古くからの家族制度が中国・ロシアといった強権的な国家体制と関連があり、家父長に権力が集中し、その程度によって子供たちの振る舞いが変わってくる。強ければ従うし、弱ければバラバラになり、死にそうならその後に向けて遠心力が働く...続きを読む
  • 中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係
    中国の専門家による、中国という国の行動原理について考えを述べたもの。今まで研究してきた中国共産党の歴史をベースに、エマニエル・ドットの主張する「外婚制共同体家族」という特徴を重ね合わせ、中国という国の仕組みを解き明かしている。中国人の知り合いも多いようで、彼らからの情報も説得力を高めている。論理的で...続きを読む
  • 中国の行動原理 国内潮流が決める国際関係
    良い本に出会いました。正に題名のことがキチンと書かれています。学者らしくキッチリと説明されてあり(本人は「直感的」「ざっくり」と書いてありますが、素人の私にはギリギリ。巷に溢れ返る安っぽいイデオロギーからの思い込み◯◯論とは違います。)、腹落ちした一冊でした。家父長と子供たちとの関係、三つの交わらな...続きを読む

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