面白い本というのは、引っ掛かりがなく、サクサク読み進められるので
あっという間に読み終わってしまう。
本書もその様な本で、「デザイン」を思考ベースの主軸に置いている自分にとって
(職業としているということではない)こんなに面白い話はない。
著者は、もともとフェラーリの車体デザインをした人で
プロダ
...続きを読むクト系の人だが、ブランディング、マーケティング
はては収益が見通せるようなビジネスデザインなど一通りをひっくるめた
「問題・課題解決が出来る」「その道具としてデザインを使う」方なんですね。
グラフィック系で言ったら、佐藤可士和氏とか水野学氏とかが
近いんじゃないかと思う。
もともと、ブランディングや、マーケティングの事を知りたくて
書店のビジネス書の棚で見つけたのだが、
そういった内容の基本的な事も出てくるし、またその話も面白くとても参考になった。
デザインに関わる人間は必読書。
著者の他の本も手に取りたいし、
本書も近いうちにもう一度読み返したい。