100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

850円 (税込)

4pt

4.3

フェラーリやマセラティをデザインし、近年は家具や食器、そして秋田新幹線やヤンマーの農機具のデザインまでを手がける、世界的な工業デザイナー・奥山清行氏。今でも世界中を飛び回りながら活動を続ける氏だが、自身がこのように活躍できている理由を、「日本人としてのセンスがあったから」だと断言する。では、その日本人のセンスとはどんなもので、それを引き出すためにはどうすればいいのか。それを説くのが本書である。まずは日本人としてのセンスとはどういうものかを再確認し、それを発揮するために「世界に一人で打って出る」意識を持つこと。その重要性を、自身やその他の数多くの事例で証明していく。「日本人は団体力が弱く、個人力が強い」など、今までの常識をことごとく覆していく。個人が世界で活躍するために、そして日本のものづくり復活のために、数多くの示唆を与えてくれる一冊。

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100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    フェラーリやマセラティ、秋田新幹線のデザインを手がけ、最近はヤンマーなどでも活躍する世界的デザイナー、奥山清行。

    奥山氏によるこの本は、デザイン論にとどまらずクリエィテブな目を通じての、日本人や欧米人の働き方の違い、これからの物作り、新しい都市の構造論と幅広い。

    驚いたのは日本人は世界的に見て、

    0
    2013年09月28日

    Posted by ブクログ

    奥山さんの熱量が伝わってくる、とてもいい本。議論ができない、時間軸を持てないとかは自分もそうだなと思って反省する。日本人の相手の気持ちを察する力が成功要因というのは面白かった。むしろネガティブな要素のように感じてた。

    0
    2013年09月05日

    Posted by ブクログ

    『100年の価値をデザインする』
    世界的デザイナーが様々な視点から日本の問題を取り上げ、解決策を提示している。
    印象に残ったのは以下4点。

    p58・59
    議論をできない人はデザインができない。
    絵を描く前に言葉でコンセプトを決めて、それから絵を描きなさい。

    p90
    喧嘩をしてどういう結果になるこ

    0
    2017年03月16日

    Posted by ブクログ

    競争の激しいデザインの世界において第一線で活躍する著者による、建設的な日本人論、日本社会論。

    デザインは言葉から生み出すと述べているだけあり、言葉遣いがうまく非常に簡潔で読みやすい。
    そして何より自らの体験、実感をもとにした、日本人や日本社会への洞察、指摘が極めて的確であると感じた。

    一例を挙げ

    0
    2014年03月02日

    Posted by ブクログ

    ものづくりとは何か、考えさせられる。落としどころを考えずに喧嘩するな、とかかなり実践的な示唆に富んだ本書。技術を持ったブルーカラーこそが生産力を持ってる、とは励ましになるがプレッシャーにもなる。デザインを通して世の中を変えようと考える筆者の発想力とビジョンにはただ圧巻。

    0
    2013年11月21日

    Posted by ブクログ

    フェラーリやマセラティ、秋田新幹線のデザインを手がけ、最近ヤンマーなどでも活躍する著者。デザイナー視点で読んでみると、なかなか面白い一冊。デザイン論にとどまらずクリエィテブな目を通じて、日本人や欧米人の働き方の違い、これからの物作り、新しい都市の構造論と幅広い。デザインを通して世の中を変えようと考え

    0
    2014年01月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1.アメリカ人よりアメリカっぽいデザインを体得した話。R東京の馬場さんの話に通ずるところがあった。デザインは、体育会系だと。質を追うよりひたすら数を出せと言う。億劫がらずに体を動かせ、現場に行け、手を動かせと言う。

    2.デザインは言葉
    明確な方向性を簡潔な言葉で言語化し、共有することがデザイン。長

    0
    2014年02月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「モダン、シンプル、タイムレス」
     5年かけてつくり、10年売り続けるためには複雑ではもたない。
     たくさんの中から選ぶからいいものが出てくる。

    「言葉でデザインする」
     言葉は考えを具現化する。
     言葉によるコンセプトを具現化する視覚的なものが追従する。

    「ハレとケのデザイン」
     日本にはケの

    0
    2014年03月18日

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