作品一覧

  • ボーダー 二つの世界
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    罪や不安を嗅ぎ取る能力を活かしスウェーデンの税関で働くティーナはある日、虫の孵化器を持った不思議な男と出会う。彼の秘密が明らかになるとき、ティーナが出会う新しい世界とは……映画原作である『ボーダー 二つの世界』の他、『MORSE―モールス―』番外篇の『古い夢は葬って』、集合住宅に這い寄る恐怖を描く『坂の上のアパートメント』、高齢女性の明るくも悲しい犯罪譚『マイケン』など、現実と異界の境界を問う11の物語。
  • ボーダー 二つの世界

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    ネタバレ

    スウェーデンのスティーブン・キング、ことヨン・アイヴィデ・リンドグヴィスト(覚えられん…)の中短編集。初めて読む作家さん、「ミレニアム」シリーズは言わずもがな、ヘニング・マンケルやらマルティン・ベックやらと、北欧ミステリーはずいぶん親しむようになっているのだが、こういう幻想怪奇が混ざった小説はまだまだ未開拓かな(除くムーミン)。

    水と冷たさに恐怖を感じる作風や、異生物に北欧神話を感じるあたりが、ご当地っぽいとも思える。キングとの比較されるのもむべなるかな…って思う箇所も、キングに感じるジャンクなアメリカンカルチャー臭が、この作品ではトロールやラグナロクなんかに感じる北欧臭がしてたりとか。

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    2020年11月17日
  • ボーダー 二つの世界

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    ネタバレ

    まあまあ面白かった。不思議さを求めるなら十分不思議な話ばかりだけれど、面白い!と膝を打つようなものではない。なんかまあ、まあまあ楽しめた感じ。読むのが辛かった。翻訳モノは文章が固いのかもしれないし、こちらの技量が追い付いてないせいかもしれない。

    「ボーダー 二つの世界」
    表題作であり、映画化もされた作品。税関職員である主人公が特別な嗅覚で隠し事をしている人間を見分ける話。そこからどんなサスペンスが生まれるのかと思ったら、出自に関するものであり、半身と出会うような話だった。まさか妖精のチェンジリングに行き着くとは思わなかった。これはまあまあ面白かった。引き込まれる謎があって読み進められた。オチ

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    2021年04月16日
  • ボーダー 二つの世界

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    スウェーデンの作家の作品は初めて読んだが、不気味なものばかりで当惑した.11編あったが、最後の「最終処理」は気持ちが悪くなって途中で止めた.死体を処理することのおぞましさをなんと考えているのか.「臨時教員」では旧友との話の中からその教員の実態が炙り出される.「古い夢は葬って」ではカリンとステファン夫婦に巻き込まれた私が、うまく対処するのが楽しめた.表題作は、割と引き込まれたが、感動するものではなかった.

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    2020年07月02日
  • ボーダー 二つの世界

    Posted by ブクログ

    長短11の作品集。どの話も、原文の筆の運びのせいか翻訳のせいかはわからないが、冒頭からグッと入り込んで読めました。著者は表題作の他にも映像化されている作品があり、世界観・設定がイメージしやすい文章なんでしょうね。異論は有ると思いますが乙一の作品と似たような感覚を持ちました。

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    2019年11月23日

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