PDCAにかわって、OODAループ(ウーダループといいます)手法を最近よく見かけるようになりました。
本書は、そのOODAループの解説書です。
PDCA 計画が完璧、想定外のことがおきない ⇒ならば PDCA
OODA 何が起きるかわからない、想定外のことが起きても対応ができる
この違いです。
...続きを読むPDCAの前提は、計画が正しいことで、ループを回す、
現代は、VUCAの時代、完璧なものはなく、曖昧な時代。だったら、OODAを回す。
が結論です。
骨子
■PDCA デミングのPDCがベースとなって日本で改良された手法
計画をもとに行動し、チェックして、改善する。 継続的改善手法です。部分最適の手法と本書はいいます。
P Plan
D Do
C Check
A Aciton
■OODAループ 米空軍が開発した想定外の状況に対応できる手法
人間の認知行動をモデル化した戦略で、全体最適の手法といっています。
O Observce 見る
O Orient 解る
D Decide 決める
A Act 動く
L Loop 見直す
■ VUCA と OODAループ
S Stable 安定 ⇒このときだけ PDCAは有効
V Volatile 不安定 ⇒ 以下の対応には、OODAループを使う
U Uncertain 不確実
C Complex 複雑
A Ambiguous 曖昧
結論
Sのときは、PDCAをつかって、VUCAには OODAループを使えばいい
目次
はじめに 想定外の世界をOODAループで乗り切る
第1章 想定外の事態に威力を発揮するOODAループ
第2章 「世界観:VSA」を全員で共有することで、組織は大きく飛躍する
第3章 「自ら考える」モチベーションの高い組織を通r「人事制度:GPDR」
第4章 組織の生産性を劇的に上げる付加価値ベンチマーキング「PMQIR」
第5章 日本型組織の12の症状、OODAループによる組織の成功原則
おわりに
ISBN:9784866800097
出版社:フォレスト出版
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1700円(本体)
発売日:2019年06月15日第2刷