デジタル化の進展で、製造業はどう変わるのか?今後、求められる製品の特徴、製品を「再発明」するためのヒントを示した書籍。
ビジネスのデジタル化が進む今日、企業は製品の再発明を求められている。従来の製品はコネクテッド化されていない受動的なものだったが、今後は「スマート・コネクテッドプロダクト」を生み出
...続きを読むす必要がある。
スマート・コネクテッドプロダクトの特徴は、次の4つ。
①クラウドや他のデバイスに接続されている。
②様々なセンサーを搭載するなど、知性を備えている。
③人工知能(AI)や音声認識などのテクノロジーを駆使して、学習できる。
④製品として販売されるのではなく、成果型の「アズ・ア・サービス」ビジネスモデルを通じて販売される。
製品の再発明が必要なのは、価値を生み出すものが激変しているから。
これまではハードウェアが多くの製品価値を生み出していたが、今後はソフトウェアやデジタルテクノロジーが価値を生み出す要素となる。
新たなデジタル時代においては、「成果型エコノミー」が重視される。それは、企業が所定の成果を提供する製品を販売するのではなく、成果そのものを販売する経済。
デジタル化された世界で企業が成功するには、次の5つの大きな変化を活用し、製品を抜本的に変革しなければならない。
①機能から体験へ
②ハードウェアから「アズ・ア・サービス」へ
③製品からプラットフォームへ
④電子機械工学からAI へ
⑤アジャイルな「新時代エンジニアリング」へ