『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐵造のモデルとなった人物、
出光興産の創始者、出光佐三氏についての一冊。
タイトルには「語録」とありますが、発せられた状況も一緒に描かれています。
それだけに、足跡を追体験できるような感覚にも包まれました。
「生産者と消費者の中間に立って、これを直結して双方の
...続きを読む利益を考える、
配給者としての商人だけが残る」
元は30年前に書かれたものですが、決して古びていない内容で、
今でも、、いや今だからこそ、大事にしたいモノをたくさん受取った気がします。
「黄金の奴隷になるな」
『海賊と~』にハマった方であれば、同じようにのめりこめる一冊かと。
そして百田尚樹さんが後書きを書かれているのも、また。
今が戦前と同じスキームに変容しているのか、だからこそ求められているのか、
いろいろな意味で気になる一冊でした、、エネルギー(資源)問題は今昔変わらないなぁと。