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  • 天皇と日本人 ハーバード大学講義でみる「平成」と改元

    Posted by ブクログ

    気鋭のアメリカ人歴史家である著者の、「天皇と日本人」に関するハーバード大学での講義録。本書では、現代日本の天皇制を、イギリス、スペインなどの君主制とさまざまな共通性をもつ「象徴君主制」とみなして、グローバルな脈略、対比的な脈略において分析しつつ、平成の皇室の独自の特徴に着目し、明仁天皇の退位を歴史的文脈で検討したうえで、明仁天皇と美智子皇后の目標と象徴性を分析することに大きな焦点を当てている。その目標と象徴性は、著者によると次の5つであるという。
    (1)戦後憲法学固有のさまざまな価値を含め、戦後体制を明確に指示してきたこと。
    (2)社会の弱者に配慮し、地理的その他の要因により周辺でくらす人びと

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    2019年06月11日

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