オリジナル要素多めです。
本放送時にはただの変な奴になってしまっていた名護さんがファンガイア
なら問答無用で殺す、本来の設定通りの冷徹な神の体現者となっていたり、
紅音也がただの三枚目ではなく、とんでもない天才バイオリニストであるという
しっかりした描写があったり、本放送ではコミカルに描かれていた次
...続きを読む狼が
悲しい過去から本気で種族の再復興を目指していたり、こっちが本道でも
いいかもと思えるくらいリアリティのある、真剣な内容になっていました。
本編では説明のなかった、麻生ゆりの夫(麻生恵の父)についても、話が
それとなく出ていて、ちゃんと未回収の伏線も回収してくれています。
一冊でまとめるため、本放送時とは異なる終わり方となっているので、
オリジナルのキャラクターが一部出てこないのがやはり残念。
その分、一体一体に対するスポットの当て方は強いのですが、キバットや
ガルル以外のアームズモンスター、キャッスルドラン、タツロット、太牙、
キング、ビショップと、主要キャラがほとんど出てこないです。
キバもフォームチェンジしません。
ただ、その分、登場しているキャラへの書き込みが深いので、小説版でも
変わらず昼ドラな内容ではありましたが、大変満足できる作品でした。