作品一覧

  • 毛沢東 革命と独裁の原点
    3.0
    1巻3,300円 (税込)
    習近平が統べる現代中国はなぜここまで強権的な独裁国家になったのか。それは、習近平が強烈に意識し、模倣してきた建国の父・毛沢東自身の躓きに由来するのだ。 毛沢東にとって共産主義は、究極の「選択」だった。しかし、たとえ「救国」のためであっても、民主主義の理想をかなぐり捨てて暴力革命を選んだツケを、中国は今日まで払い続けている。若き毛沢東が書いた手紙、新聞記事、論考および旧ソ連の史料等をもとに、中国共産主義の原点を説き明かし、現代中国が類を見ない独裁国家になった遠因を炙り出す。
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ
    3.8
    1巻628円 (税込)
    10年に一度の体制移行で新指導部の顔ぶれが決まった中国。かの超大国はこれからどこへ向かうのか? 反日デモやネット世論を仔細に検討すると、格差が極限に達し、怒れる民衆が立ち上がり政治批判を強めていることがわかる。経済成長にもかげりが見られ、党支配は危機的状況にある。豊富な事例やデータをもとに、外務省の分析員をつとめた中国通が巨大国家の素顔に迫る!

    試し読み

    フォロー
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

    Posted by ブクログ

    データも豊富なだけでなく、毎日中国の新聞や雑誌を読んでいないと拾えないのではないかと思うエピソードや民衆の声がたくさん載っていた。反日デモや簿失脚など記憶に新しい出来事はもちろん知り尽くした気分でいた天安門事件や08憲章なども市民運動の切り口でまとめている。全人代と中国人民解放軍は共産党とイコールではないことが史実(1989年全人代万里の強制入院、人民解放軍徐勤先の党命令拒否)を通して解説されていたのがとてもよかった。

    0
    2013年05月18日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

    Posted by ブクログ

    著者は大学卒業後に三菱商事に入社し中国チームを経験した興梠 一郎さん。この方、バークレーの修士過程を終了後、外大の修士過程を終了していたりして、意外と学者肌なのかもしれない。外務省の専門調査員・分析員されている。

    その興梠さんが明かす中国分析の秘訣は、かつては『人民日報』や『新華社』といった公式情報を読み解くことだったが、これからの中国を読み解く鍵は、「目覚めた民衆の民意」であるという。これからの中国にとって乗り越えなければいけないハードルは、民主化ができるかどうかである。だから、微博(ウェイボー=中国版ツィッター)などをチェックし、中国共産党の主張だけでなく、民衆が何を考えているかを分析す

    0
    2013年03月17日
  • 毛沢東 革命と独裁の原点

    Posted by ブクログ

    読みやすい。

    この人の何が問題だったかは、序章だけで十分。お手前の権力維持のためには、国民と称する人間がどれだけ死のうがまるで意に介さない。

    そんなお方の、反省をたどる。

    よくわかんねえ。

    当時世界が色々揺らいでいて、シナ地の文明圏であった清も、世間の荒波に小突き回されて立ち行かなくなって、有志の民がこれではいかんと色々な方向を模索する。
    それが実を結んで行くんだから凄いと言えば凄いのだが、元々、この方は、暴力的な革命を否定しておられた。

    それがなぜ、人類史上稀に見る暴君になられたのか。

    敬拝する人物の思想転換にも、かなり影響はされている。ならば、意思薄弱だったのか。そんなはずない

    0
    2024年05月24日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

    Posted by ブクログ

    テレビに出てて話が面白い人だなぁというきっかけで読んでみました。頭が悪いから半分くらいわかれば良いかなと読み始めました。一つのテーマについて文章の量を細かく分けてあって私でも読み進めやすかった。
    難しい話もあったけど中国の仕組みについてたくさん知る事が出来ました。でも全体の感想としてはこの国やっぱおそろしーなぁ…(ノД`)につきました。怖い怖い。

    0
    2020年05月29日
  • 中国 目覚めた民衆―習近平体制と日中関係のゆくえ

    Posted by ブクログ

    なるほど,中国の「しくみ」が非常によく分かる。反日デモ等中国で起こった出来事の背景(内部闘争とか)を読み解いている。最後の棚上げ論には反対。

    0
    2013年04月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!