著者で目黒寄生虫館館長の亀谷了さんの寄生虫愛を感じました。
一つの事に情熱を持って打ち込んだ成果なのでしょう。
私は亀谷了はファーブルとだぶってしまいます。
さて、寄生虫の話しですが
“正しい終宿主にたどりついた寄生虫は悪いことはしない”
寄生虫も宿主を殺しては自分も死んでしまうからでしょう。
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その終宿主にたどりつくまで、色々な生物を経由して入ってくるのはとても面白いです。
野生の生き物はほとんど寄生虫がいると考えていた方が良いと思いました。
うちにはインコがいますが、
春先、巣立ちに失敗した鳥をむやみに保護しては危険いう事がとても良く分かりました。
生の肉や川魚も食べると恐ろしい。。
野菜を洗うのも泥を落とすだけではない。
生で食べると言う事は寄生虫がいる可能性も高いという事です。
もし、人類が滅びたとしても
寄生虫は状況に応じて生き続けられる。
とても印象に残る本でした!