作品一覧 2019/09/01更新 Engaged Organization 試し読み フォロー 人事こそ最強の経営戦略 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 南和気の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 人事こそ最強の経営戦略 南和気 国内マーケット縮小による経営のグローバル化の必要性、事業環境がスピーディーに変化する時代にあってイノベーションを支える「人」の重要性の高まりを前提として、日本企業の成長に欠かせない「グローバル人事」のあり方が描かれる 筆者によると、「グローバル人事」とて「人を育て、組織として機能させる」という人事...続きを読むの基本は変わらず、ゼロから新しいものを作り上げたり、海外企業の人事施策を盲目的に導入することではない。 むしろ旧来の日本の人事をベースとしながら、事業のグローバル化に伴う「人材の多様化」「人材の需給のグローバル化」「人材の流動化」に対応していくことが「グローバル人事」であると述べられる。 また、事業のグローバル化にも類型があり、それに応じて人事の方向性が変わることが強調され、人事の領域でトレンドとなっている制度や施策にどのような背景や目的があるかについての説明は非常にわかりやすい。 「グローバル人事とは、人事のための取り組みではない」「グローバル人事とはあくまでも経営のための改革の一つ」。終章で筆者が強調するこのスタンスが、最も重要性を再認識した点である。人事はあくまで経営の目的を達成するための手段の一つであり、人事業務に携わる者としては、経営に対する深い理解や素養を持つこと、あるいは自身が経営に関与することが必要と感じた。人事の制度や施策を身のあるものにすることは、それ自体に価値があるわけではないが、経営の目線を持って考えられたものであるか? この視点は自戒の意味も込めて常に心掛けるようにしたい。 Posted by ブクログ 人事こそ最強の経営戦略 南和気 【人事こそ最強の経営戦略】 先輩から人事のことを体系的に学べる本として勧めていただいた本。 グローバル人事に関して体系的に学べたので、 人事初心者やグローバル人事に興味がある人におすすめ。 人事はほんと経営者のパートナーだし、 より組織(会社)が良くなるためにも人が重要。 人に関するエキスパ...続きを読むートになる必要性を感じ、 企業の発展のために欠かせないグローバル化に対する取り組みが記載されてました。 印象的な箇所は以下の通り。 経営者×人事の知見、経験を身につけていこう。 余談やけど、 人事は理論的には分かることが多いけど、 実際に取り組む際に障害が多いなと思う日々です。 1. 成果につながる要因で大きいのは、 経験とモチベーション。 海外ではスキルよりも経験を問う。 2. 人事パーソンに求められる仕事 ・育成を担う管理職やリーダーを支援する仕事 ・組織全体を広く見渡して、問題解決を行うような仕事 3. グローバル人事パーソンに求められる能力 ・人の価値を客観的に見定める力 ・本音を引き出す力 ・組織の課題を見抜く力 4. 多様化そのものは目的ではなく、 多様化を事業に活かす戦略実行が目的。 5. ノーレイティングという評価制度を海外企業が積極的に行うのは、2000年以降に大人になった優秀なミレニアム世代を囲い込ため。 この世代は、「個性や、この考えを大切にしたい」というニーズが強いと言われていて、一人ひとりをきちんと認め、より能力を高めることに寄与する人事施策が求められているから。 6. 研修は、何かを教える場というよりも、今、何を学ばなければならないかを本人に気づかせる場であり、何を学ぶかは本来個人によって異なります。 7. 組織開発とは、社員が理念、価値観、文化など形のないものへの共感を促す取り組みです。 8. グローバル人事において対応しなければならないこと ・人材の多様化(多様な人材を活用し成果に結びつける) ・人材需給のグローバル化(海外を含めた人材ニーズの把握と供給) ・人材の流動化(主要な人材の退職などのリスク対応) Posted by ブクログ 人事こそ最強の経営戦略 南和気 海外で事業展開をする企業の人事制度についての考え方をまとめた教科書的な本。 よくまとまっていて参考になる。手元に置いて参照したい。 Posted by ブクログ 人事こそ最強の経営戦略 南和気 人事こそ最強の経営戦略 2018/6/13 著:南 和気 事業のグローバル化を進めるための重要な差別化要素として価値を高めているのが「人」である。グローバル市場で企業の人材・組織を支える人事のグローバル化、すなわち「グローバル人事」がますます重要となっている。 人事のグローバル化に求められるのは...続きを読む、日本企業で行われてきた人事施策を「人材の多様化」「人材需給のグローバル化」「人材の流動化」という三つの変化に対応したものにいわば、バージョンアップしていく作業であり、なにか新しいことをゼロからスタートするといったことではない。「外国人だから」「海外子会社だから」という違いの前に同じ「人」を扱う仕事であり、「人材の価値を最大化する」という意味では、人事の仕事の本質はなにも変わらない。 本書の構成は以下の6章から成る。 ①グローバル人事とはなにか ②人の価値を正しく測る ③人材配置を成功に導く戦略 ④グローバル・リーダーをどのように育てるか ⑤自ら成長し変化する最強の組織づくり ⑥テクノロジーがもたらす未来の人事 書名である「人事こそ最強の経営戦略」、全くもってその通りである。ますます「人」の重要性については疑う余地はなく、長いスパンで経営を捉えた際には、「人」「人事」の考え方ひとつで企業のすべてが変わってしまうと言っても過言ではない。 本書では特にグローバル人事に焦点を当てて、著者の経験と知識から体系的に素晴らしくまとめられている。本書を読んで感じたことは、グローバル人事も旧来の日本型人事においてもやはり扱うのは「人」であり、それはこれからも変わることはない。 本質ではすべてがつながっており、グローバル人事の中にこそ、今、日本型人事の本質が隠れているようにも思う。 学びそれを活かすという視点においては、今の自分が行っている「人」関連の業務にも大きな気づきをもたらせてくれた。 Posted by ブクログ 人事こそ最強の経営戦略 南和気 ■(スキル)×(経験)×(モチベーション)=人材価値 ■「属性」の人事から「個性」の人事へ ■問題を解決しようとする前に問題があることを周りと 共有する。 【理想的組織】 組織に対して与えられたミッション、活動の方針や理念、価値観がきちんと共有されつつ、それぞれの人達が自らリーダーシップを発揮して...続きを読むそれぞれの分野を受け持ち、自ら考えて意思決定を行い、責任を持って進めていく。 こんなこと、なかなかできないから理想的といえば理想的。責任は上長が取るべきだから、責任感を持って、だろうな。 【変化に対する受容原則】 (否定)→(怒り)→(分析)→(受容努力)→(コミットメント) Posted by ブクログ 南和気のレビューをもっと見る