作品一覧

  • 光とその影/決闘
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    探偵小説芸術論を提唱して、探偵小説は、謎・論理的思索・謎の解決の3条件を具備しなければならず、その形式が完備しているほどすぐれた探偵小説であり、芸術小説である、と主張した著者の成果を示す、長・短編の秀作を収録。長編『光とその影』は、探偵役に外国人神父が登場、息詰まるようなサスペンスに溢れる。『決闘』『死固』等の9短編は、デビュー以来のおよその流れが分かるよう収録した。
  • 三面鏡の恐怖
    3.0
    1巻814円 (税込)
    別れた恋人にそっくりな妹が現れた。彼女の目的は何か。戦後直後の時代背景に展開する殺人事件。木々高太郎の隠れた代表的推理長篇。
  • 三面鏡の恐怖

    Posted by ブクログ

    目の前にいるのはほんとうに妹なのか、それとも死んだはずの姉なのか。姉妹を中心に、人々の思惑が交錯する。敗戦直後の昭和22年から翌年にかけて連載されたというのが作品のポイントになっている。

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    2023年08月06日
  • 三面鏡の恐怖

    Posted by ブクログ

    キギタカは高校生のときに
    創元推理文庫の全集で初めて読んで好きになって、
    以来時折読み返しているのだけど、
    後年その収録作以外に手を出したら
    割と何だかなぁって感じだったのが痛い。
    痛いというのに、ふと魔が差して、
    また買ってしまったのが、この『三面鏡の恐怖』。

    第二次世界大戦後の東京。
    電球会社社長の真山十吉は、妻の死後、
    その母・妹と共に暮らしていたが、ある日、結婚前の恋人で、
    昔の友人である弁護士・平原勝之助の妻となり、
    亡くなった尾崎嘉代子の、妹である伊都子が訪ねてくる。
    彼女は死んだ嘉代子に瓜二つだった。
    両親が多額の遺産を残したので、有り余る金と時間を提供し、
    十吉の事業に協力し

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    2019年12月03日
  • 三面鏡の恐怖

    Posted by ブクログ

    冒頭に作者の言葉が入っているのですが、「心理的多元描写」の方法を使った探偵小説だそうで。私の印象は、サスペンス風味の作品って感じですね。
    意外とあっけなくラストへ向かって走ってしまっているのが多少物足りなくはあります(あの作家やこの作家が書いたなら、もっと盛り上がりそうなネタではあるのに……みたいな感じで)。
    映画原作ということですが、映画の方が撮り方で盛り上がりそうなお話でもありますね。

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    2018年03月19日
  • 光とその影/決闘

    Posted by ブクログ

    『日本探偵小説全集[7]木々高太郎集』
    未収録分といった内容。
    表題作とか、目当てにしていた期待の「青色鞏膜」とかが
    ドッチラケで結構残念_| ̄|○ il||li
    でも、思いがけない拾いものも。
    短編「恋慕」「眠られぬ夜の思い」はナイスでした。
    前者は読んでいて悶々しちゃう(笑)
    学生と人妻の秘密の恋愛譚と、その意外な顛末。
    私が死んだら娘をお知らせに伺わせますから……
    ってのが怖いな。
    後者は不眠症ブルース(爆)!
    ちょっと他人事じゃないにょら(´・ω・`)

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    2012年11月02日

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