B.I.G.JOEの作品一覧

「B.I.G.JOE」の「監獄ラッパー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 監獄ラッパー
    4.6
    2005年、奇妙な音声で録音された「Lost Dope」という曲が、日本のヒップホップ・シーンに衝撃を与えた。声の主は札幌出身のラッパーB.I.G. JOE。ヘロイン密輸容疑で逮捕され、オーストラリアの刑務所に服役中だった彼は、日本への国際電話を利用し、そのラップを吹き込んだのだ……。本書は、異国の獄中で過ごした日々を綴った、B.I.G. JOE 6年間の手記である。事件の顛末、裁判の行方、塀のなかの過酷な生活、そして、前向きに生きる力を与えてくれたラップという表現手段。収監中の身でありながら日本で発売された数々の作品は、どのように制作されたのか? 長い刑期のなかで彼は何を感じ、何を思ったのか? その全貌が、ついに明かされる。

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  • 監獄ラッパー

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本に出会った。5つ星で評価しているが、それ以上の価値がある本だと心から思う。自分がヒップホップが好きで、BIG JOEが好きというのもあるが、ヒップホップを知らない人でも心に残る教訓が得らるはずだ。文章や構成は、ものすごく読みやすくリアルに頭の中に入ってくる。海外での6年間服役の話は、クオリティの高い表現で、伝えたいことがダイレクトに理解できる内容となっている。著者は同じ過ちは犯してほしくない、言っているが、この本を読んで疑似体験してほしい。著者が味わった苦労や苦悩をすべて体験できるわけではないと思うが、疑似的に感じることができるはずだ。おすすめです!!

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    2012年02月23日
  • 監獄ラッパー

    Posted by ブクログ

    ネット社会でいういわゆる「ドキュソ」による「やんちゃ自慢」にならないのは、自分と社会との距離を測る仕方を心得ているビッグジョーの知性のたまもの。ほんとうにいい文章だと思う。

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    2012年01月05日
  • 監獄ラッパー

    Posted by ブクログ

    極地。そういう環境、状況に人は追いやられると嫌でも感覚が研ぎ澄まされていく。普段見えているのに見えていないもの、感じているのに感じていないものを再認識することができる。
    刑務所もそのような極地だろう。

    LIKE A 修道院より
    『ものは考えようで、今いる刑務所も見方によっては修道院生活のようである
    。』
    ものを「一つの視点しかない」と思いこまないことは本当に重要だ。しかし、それを見つける姿勢をつくること、その姿勢を保ち続けることは相当大変だろう。
    著者は『みんなのおかげ社会復帰できそう・・・』と最後に語っているが、それ以前に著者自身の精神の強さが強固な基盤となっているからこそ、刑務所生活も修

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    2011年11月17日
  • 監獄ラッパー

    Posted by ブクログ

    ラップとかヒップホップってとこでなく、海外の刑務所事情が知れて面白かった。レコーディングできるところもあれば厳しいところもあって、多様なんだなーと。日本もそんな感じになったら面白いな。
    刑務所の中の人間関係もとてもリアルでよい。嫌な奴もいれば抗争があったりもして、人種間のいがみ合いなんかもあったりして。
    著者がラップやヒップホップをどのように考えているのか、というところはあまり伝わってこなかった。その点は漢氏の著書の方が鮮明だった。そして、やっぱラッパーは漢氏みたいに反省せずにアウトローでいてほしい。いやもちろんそんなのはこっちのワガママで、あまりに勝手なので口には出せないけど。

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    2017年10月15日
  • 監獄ラッパー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きなラッパーのB.I.G JOEの逮捕から釈放までの手記。

    日記というかエッセイ形式で、勘違いラッパーが陥りそうな、
    悪さ自慢をするわけでもなく、反省して、後悔をしているのが
    よくわかる手記だった。

    獄中の中でどうやって生きるか。
    それは一般社会でも当たり前のこと。

    獄中の中も、シャバと言われるこちらの世界も
    本当に紙一重。

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    2012年02月12日

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