作品一覧 2024/01/26更新 社交の復権 試し読み フォロー ゾンビ襲来:国際政治理論で、その日に備える 試し読み フォロー 日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く 試し読み フォロー 日本の夜の公共圏:スナック研究序説 試し読み フォロー 立法者・性・文明:境界の法哲学 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 谷口功一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く 谷口功一 コミュニティの一つのかたちとして、夜の街(スナック)に焦点を当てた本。筆者は法哲学者であり、難解な内容なのかと身構えたが、全然そんなことなく、非常に読みやすい本であった。 コロナでコテンパンにされても、立ち上がって頑張る人たちが数多くいること、感染症予防のため、夜の街を焦土にしてしまった諸々の規制に...続きを読むついて、それが正しい形だったのか、振り返る必要があると強く感じた。 Posted by ブクログ ゾンビ襲来:国際政治理論で、その日に備える ダニエル・ドレズナー / 谷口功一 / 山田高敬 国際関係理論の入門として最適な一冊。主要理論の概要を抑えており、平易で読みやすい印象。さらに、ゾンビ・アウトブレイクに対して、各理論がどのような処方箋を提示するかを示している。個人的には、ゾンビに関する記述について、やや理解しにくい部分があったものの、全体的には楽しみながら読むことができた。 個人的...続きを読むに印象深かったのは、ウォルツが『人間・国家・戦争』で提示した三つのイメージを意識して書かれていること。他の概説書を見ても、いわゆる第三イメージからの主要理論のみをカバーしているものが多いため、第一・第二イメージからの見方もおさえることができる。 現在のコロナ禍に照らし合わせて読むこともできる。非伝統的安全保障や国境を越えた危機といったものに対する対応の必要性について考えさせられた。 Posted by ブクログ ゾンビ襲来:国際政治理論で、その日に備える ダニエル・ドレズナー / 谷口功一 / 山田高敬 「もしも現実にゾンビが大量発生したら、世界各国の政府や社会はどのような対応をとるだろうか?」をテーマに、リアリズムやリベラリズム、新保守主義、その他の考えの人々がどのような行動をとるかを考える本。具体例がゾンビなのでサブカルのかおりがするし、書店ではその棚に置かれていたのだが、新型インフルエンザや...続きを読むSARS、最近流行りの新型コロナウイルスにも応用可能だと思う。 フィクションでゾンビが登場した時には、作中の登場人物たちがどのような行動をとったかの他にも、実際に過去にパンデミックが発生した際の事例も紹介されている。この本は2012年に発売されたものだが、2021年現在になって読んでみて、新型コロナウイルスが発生した当時に、各国がどう反応したかを思い返してみると、予言的なことも記述されているように思えた。 Posted by ブクログ 日本の夜の公共圏:スナック研究序説 谷口功一 / スナック研究会 スナックの歴史、法的位置づけ、立地に関する統計分析などをまとめた一冊。序説ならではの「いいとこ取り」のような気もするが、かなり面白い。 人口当たりのスナック件数の上位は宮崎県、青森県、沖縄県、長崎県、高知県となりパブやバーが都市部に多いのと対称的である。なお、最下位は奈良県である。 歴史的には「カフ...続きを読むェー」を源流としつつ、法的規制をかいくぐるための変容を経て現在の姿になったという。どうもネガティブ・リストに基づいて定義づけられるようだ。 「荷風が通ったこのカフェー・タイガーでは、女給の人気投票があった。ビール一本を買うと投票券一枚がくるというどこかで聞いたことのあるようなシステムである。菊池寛はお気に入りの女給に投票するためにビールを150本(1本60銭)も購入し、飲み切れるわけがないので車で持って帰った。この珍事件を荷風は…「田舎者の本性を現したり」と辛辣なコメントを書きつけている(『断腸亭日乗』1929年4月5日条)。公共圏におけるはしたない振る舞いを嗤っているのである。」 すごく菊池寛っぽいエピソードで笑った。 Posted by ブクログ 日本の夜の公共圏:スナック研究序説 谷口功一 / スナック研究会 スナックはどんなまちに行ってもあるという観点から関心を持った。スナックについて研究を行ったまとめ。 スナックの法規制について調べることで、いかにスナックの創業を行うかなどがわかる。 コミュニケーションの訓練をする場としてのスナック。 スナックは、以下のことと負の相関関係を持つ。他の市区町村への通勤者...続きを読む数。自治体の実質収支比率や財政力指数。公共施設の数。 もののあわれ論などとからめてスナックについて語っており、学生の頃に読んでいても理解できなかったと思う。 Posted by ブクログ 谷口功一のレビューをもっと見る