ペーター ヴォールレーベンの作品一覧 「ペーター ヴォールレーベン」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2023/09/20更新 後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ 動物たちは何を考えているのか? 試し読み フォロー 樹木が地球を守っている 試し読み フォロー 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 試し読み フォロー 動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> ペーター ヴォールレーベンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 ペーター ヴォールレーベン / 長谷川圭 自分の森林についての知識の浅さに驚くくらい初めて知ることが沢山あった 木々が会話をしたり同種の木と助け合ったりしているなんて思いもしなかった。 また現在多くの国で行われている植林や街中の緑化運動は一見とても良いことに見えるけど実際は本物の原生林とは環境が違いすぎて、それらの木々は原生林の木々と比べて...続きを読む成長にかなりの差が出ることも驚いた。 人間は歴史の中で最も簡単に木々を伐採し農地や街を拡げてきたけど、それを元に戻すのは単に木を植えればいいだけでなくて、とてつもない時間がかかるものなんだなと実感……。 日常でよく使う木製のものといえば私の中では紙とか割り箸とかなんだけど、なるべく再生紙などのリサイクル品を使ったり、無駄遣いを無くそうと思えた。 日本はドイツとかなり紀行が異なるから森に足を踏み入れるハードルが高いけど、この本でよく出てきた木たちを実際に見に行ってみたくなった。 Posted by ブクログ 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 ペーター ヴォールレーベン / 長谷川圭 まず表紙が素敵。 内容にぴったりだ。 普段見掛けることの多い木々達の話なので想像しやすく、美しい緑色の葉や、力強い幹の茶色、シダーウッドのような香りを思い浮かべながら、気持ちよく読んだ。 想像の中ではミツバチも飛び、キノコや苔が生え、枝を揺らす風も吹いていた。 ノンフィクションではあるけれど、著者が...続きを読む見せてくれる世界に癒された。 なんて理に叶った生き方なんだろう。 ブナもナラも、その他の樹木も、みな長所短所を併せ持ち、工夫しながら、自然界の公平な間引きを受けて生きている。 人類も、少しは彼ら樹木の生き方を見倣ったら良いのに。。。 本書が世界的ベストセラーとなっているのが分かる。 全人類が本書を読むべきとさえ思う。 読み初めて直ぐに、"社会の真の価値は、そのなかのもっとも弱いメンバーをいかに守るかによって決まる"との職人たちの言葉に心打たれた。 生態系のルールは残酷で厳しいこともあるけれど、彼ら樹木同士の関係性は基本公平であり、成長もゆっくりだ。 地球上の生命の新参者である人類は、傍若無人で急ぎすぎているように思えた。 けれど木々たちは、ただゆったりのんびりなわけではない。 公平に助け合い、工夫をし、他の生き物を上手く使い、バランスよく、"過ぎないように"している。 そのルールを守れなかった木々、縄張り争いに破れた木々、それらは傷を負い朽ちてゆく。 それらはまるで、啓発本を読んでいるかのような印象だった。 著者の森への愛情が、木々を擬人化させ、読者である私にも伝わってきたのかもしれない。 森は生きている。 「『森は自分の居場所を自分で理想に近づける』。私たち林業専門家がよく口にする言葉だ。」 木々たちは根や菌糸を通じて情報を伝達し、水分や栄養までも補い合いながら生きている。 それも数百年の単位で。 木々は経験から学習もするのだという。 「これは子どもたちのためを思った教育なのだ。たとえとして"教育"と言っているのではない。林業を営むものは、昔からこの"教育"という言葉を使っている。」 時間をかけて繁殖し、数百年かけて育ち、ゆっくり朽ちてゆく。 私は大きな森に足を踏み入れたことが無い分、その時の刻みに、とてつもなく壮大なものを感じた。 そしてとても愛おしい。 「時間がかかるからといって、生き物として価値が低いということにはならないはずだ。植物と動物にたくさんの共通点があることが証明されれば、私たち人間の植物に対する態度がより思いやりのあるものになるのではないかと、私は期待している。」 読み終えたときに思ったのは、改めて、この地球上の生命体は種別ごとに独立して生きているわけではないということ。 人類だけが心地よく暮らせることばかりを優先していると、回り回って皺寄せが返ってくる。 そんなこと分かっていると思われるかもしれない。 でも手に取りやすい厚みの文庫に、こんなに驚きと共感が詰まっている。 少なくとも私には、知らないことばかりだった。 本書は森林浴をしているかのような心地よさも味合わせてくれた。 著者には森への愛と敬意が溢れていたし、長谷川圭さんの訳も読みやすい。 一冊を通して気持ちよく、森の声を聴くことが出来たように思う。 Posted by ブクログ 樹木が地球を守っている ペーター ヴォールレーベン / 岡本朋子 前作、『樹木たちの知られざる生活』に対し、わたしはやや傲慢な(というか、過剰に自分たち人間を信じすぎた)評価を下してしまった。レスポンシビリティという、植物と人間たちが、互いに助け合うことができるという考えを信じたかったからだ。だがわたしはこの考えのことも森のこともーー引いては人間がどんなに強欲で誤...続きを読む魔化しをきかせるウンディゴより悪いものになり得ることも、実際知らなすぎたのだ。 本書には人工林、木材のほか、木製品、紙、トイレットペーパーや本、肉食及びそのための飼料がいかに「野生」(真実古代からの天然)の森を苛みつづけているかが記してある。一種、あこがれでもあったドイツの林業の実際、起きている現実の被害を直視せず同じ過ちを繰り返し続ける林業者たちの業が語られる。悲しくなるのは、わたしたちのくにも同様の過ちを侵しつづけ、さらにわたしたち自身が消費と無知というかたちでその片棒を担いでいることに気付かされるからだ。 著者は同時に、木々の生命力の強さを述べ、人間が「ほんとうに何もしなければ」野生の森が帰ってくると述べている。そう、わたしたちがいま進んでできる「木々へのお返し」ーー与え合いとは、著者が述べたように、かれらの生きよう、また実際の有様を知ることにほかならず、また、無頓着に食べているもの使っているものの出どころを意識することだろう。 Posted by ブクログ 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声 ペーター ヴォールレーベン / 長谷川圭 知り合いの編集者の方に紹介してもらった。 僕は、編集者の方々によくおすすめの本を聞く。 大体かなり面白い。たくさん本を読んできて、本を作るプロがこれぞ!というのは面白いに決まっている。 この本もその1冊。 木々が音をだして会話をしている。 キリンに食べられると葉っぱに苦味を発生させ、その木は他の木に...続きを読むも匂いで伝えている。ワクワクする森の知らない話がたくさん。 ああ、知らないことを知ることがこんなにも楽しいなんて。 Posted by ブクログ 動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声 ペーター ヴォールレーベン / 本田雅也 本書を読んでると他種を学んでるはずが自分の行動意識にも目を向けさせられる。 他種について考える時に意識的にも無意識でも知能の高さで優劣を判断していたけど動物や植物にとってはそれは重要じゃないだって重要だったら進化するでしょ?ってとても印象的だった。 人間だってぼーっと何もしないでのんびりしてる時が最...続きを読む高だし 人間ほど感じることに多様さはないけど、喜怒哀楽は感じてるし表現方法だって多彩、動物だって生を完璧に生きてる。敬意を持って生きていきましょう。 読んで良かったです。 Posted by ブクログ ペーター ヴォールレーベンのレビューをもっと見る