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  • 108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎

    Posted by ブクログ

    キューバ本島西部南岸のバタバノ湾から南西に約100Km。「青年の
    島」との意味を持つフベントゥ島の老人ホームに、その人はいた。

    島津三一郎さん。現在の新潟県新発田市の出身。太平洋戦争以前
    に農業移民として20歳でキューバへ渡った。

    お金を貯めて日本に戻る。アメリカやカナダ、ブラジルなど、多くの
    日本人移民が抱いた夢を、三一郎さんもまた抱いていた。

    キューバへ渡った日本人が作るスイカは、大きくて甘いと評判がよく、
    高い値段でアメリカに売れた。勤勉な移民たちは荒れた土地を耕し、
    3年ごとに土地を変え、スイカを作り続けた。

    しかし、太平洋戦争がすべてを変えた。親米政権だった

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    2017年08月24日

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