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ロジャーが日頃からつきあっている三人の友人はゴルフ仲間だった。三人と過ごす時間はリラックスできたが、深い満足感はなかった。38
なんだか本当の友情というよりも、学生のつきあいのように感じられるのだ。39
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あの戦争が始まってから、私は何があっても日中に仮眠をとった。それが、私の負った責任を全うするための唯一の道だったからだ。93
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従業員の生産性を規定する最大の鍵は、「上司または同僚から好かれていると感じているかどうか」「この一週間の間に認められたりほめられたりしたかどうか」「職場の人間から『よくやっているね』としばしば声をかけられているかどうか」だった。114
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「人生のなかには本当に大きな曲がり角が、大事な時があって、そこで何に頼るかによって、どうやって暗闇から抜け出せるかが決まってくるということがわかりました」123
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持続的にいい仕事ができる要因の一つは、職場によい友人が少なくとも一人はいることだという。123
あなたが与えるばかりで、相手から受け取るものがほとんどない関係だと、いつかあなたのなかに不足と欠乏の感覚が湧き上がってくる。一方通行の関係は、真の友情とは呼べない。124
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自分の人生のなかで一番足りないものは人間関係の質だ、と彼は考えた。
妻や子供との間にしても、自分の築いてきた人間関係はあまりにも薄く、表面的だ、と感じていたのだ。125
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アナコルキアにおいては、それぞれの徳はそれ一つだけでは徳とは言えない。あらつる徳が全体として有機体をなしているのである。
たとえば正直さも、相手に共感する気持ちがなければ、単なる冷酷さになってしまうということだ。140
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そもそも何かを考え出すという創造的な作業自体が「往復運動」の性格を持っている。147
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人間にとって最も大きな挑戦は自己変革だ。勇者の旅は、何かのきっかけで「私は変わらなくてはいけない」と気づいたときに始まる。195
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幸福感はより高い生産性と明らかに結びついている。つまり、金で幸せが買えるとはかぎらないが、幸せだと金が入ってくる可能性がある、ということだ。205
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自己管理は身体面だけでなく、情動、頭脳、精神のすべてにおいてしっかりしよう。
他人に奉仕することは私の責任であり、特権でもある。216
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いやな部分も含めて「自分」というものをすべて受け入れなければ、いつまでたっても自分の最大の敵は「自分」のままである。240
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「何も考えずにできることの数を増やしていくことによって文明は発展していく」250
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目標が過酷なものであるほど、儀式も厳しいものにする必要がある。254
儀式によって生活にリズムと区切りができなければ、私たちはいつまでたっても日常生活の忙しさに追われるばかりであり、ひとときの誘惑にまどわされ、意志と自制心の限界に足を引っ張られることになる。256
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大事なのは、自分の目標をどうやって忘れないようにするか、ではない。日頃の儀式をきちんとおこなっていれば、頻繁に思い出すことになるのである。261
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●肉体は、エネルギーに満ち、
●情動は、前向きで、
●頭脳は、正しい方向に焦点を合わせ、
●精神は、本当に大切なものは何かを自覚している。
●すぐれたパフォーマンスを引き出す鍵は、「時間」ではなく「エネルギー」にある。
私たちのエネルギーは多元的なものである。
●一つの次元のエネルギーに起こった変化は、あらゆる次元のエネルギーに影響を及ぼす。
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