(わたしが思うには)めちゃくちゃ良本。唯一無二のレシピ本、エッセイ本だと思う。
時間が流れていくままに逆らわない、何気なく明るい生活がみえる。完璧じゃなくていい小さな毎日をただ積み重ねていけば、自分や家庭ができてゆくという安心感がある。
文章も上手で、読んでいる時間がご褒美になるような本。
第3章
...続きを読むの、家事や炊事担当としての料理についての文章は、最初正直現代でかつ男性だから書く文章かなと思った。名前のない家事の優劣や食べる側のメンバーへのお願い事項って、今までのおばあちゃんお母さんたちは相手を諦めながら自分が当たり前にやってきたことで、もしおばあちゃんお母さんが同じように本書いてたらわざわざ書かないかも?と。。。いやでも何人か書きそうな女性作家さん全然思いつくな笑
でも、だからこそ良い文章やと思ったな。どう思ってもいいし何を書いても良い。みんな小さくて平凡な毎日を積み重ねようと、自分の理想や社会の風潮にうまく折り合いをつけながら今日も家庭を回している。