作品一覧 2019/07/19更新 海を駆ける 試し読み フォロー 淵に立つ 試し読み フォロー よこがお 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 深田晃司の作品をすべて見る
ユーザーレビュー よこがお 深田晃司 映画が良かったので小説も読んでみた。 だいぶ映画とは違う。結末も違うし、映画では主要人物だった基子の元カレがほぼ登場しない。市子が基子の元カレを誘惑するくだりは映画では重要なパートだったと思うが、小説では絡みが自体がない。おそらく役者の存在感によって小説とは異なる展開になってしまったのだろうと推測す...続きを読むる。 映画とは異なる展開になっているが、小説は小説で引き込まれた。映画では見えなかった各人の内面や逡巡が明確に表現されていた。 あらすじとしてはこんな感じ。 主人公の市子が訪問看護している家庭の次女が誘拐される。事件の犯人は市子の甥だった。悩む市子を精神的に支えようとする長女の基子。しかし、市子の婚約を知った基子は独占欲から破滅への道を選択してしまう。 淡々と進むし、大きなどんでん返しがあるわけでもないのだが、些細な拘りが関係者を不幸にしていく鬱展開。不幸になると分かっているのに壊してしまう…。そんなことってあるよな、と我が身を振り返ってしまった。 Posted by ブクログ 淵に立つ 深田晃司 夫の利雄は無口だったけれど、娘の蛍と家族3人での生活に章江は何の不満もなかった。 夫の古い知り合いだという八坂という男が住み込みで働くようになってから、すでに壊れていた家族の影が徐々に浮き上がってきた。 人を殺して服役していた過去を持つ八坂。 八坂の人殺しに共犯していた夫。 オルガンの発表会を控...続きを読むえていた蛍。 クリスチャンで信仰深い章江に跳ね返された八坂の欲望は、 まだ子供の蛍へと向かって行き、結果的に蛍は障害をおい、八坂はそのまま姿を消した。 生活の自由を奪われた蛍の介護に潔癖なまでにやりとげる章江と夫との生活。 八坂の息子だというのちに知ることになる貴史との出会い。 数年越しに行方を突き止めた八坂の、自殺。 誰も幸せにならない、静かで暗い話。。。 Posted by ブクログ 海を駆ける 深田晃司 ♭ネタバレしてます。 海岸に打ち上げられた男は、多くの人命を奪った津波のメタファーなのかな。 出会った人々の多くを死に導き、たった1人の少女を救った男。 無慈悲に無作為に取捨される命に、ただただ慄然としました。 【内容紹介:引用】 かつて大津波に襲われたインドネシア、バンダ・アチェの海岸に、日本...続きを読む人と思しき一人の男が打ち上げられた。彼は記憶を喪失しており、言葉も喋れない。日本から来たサチコは、その男と出会うことで、運命的な愛に引き寄せられてゆく… Posted by ブクログ 深田晃司のレビューをもっと見る