良かった、最新刊が出てくれて。なおかつ、久しぶりに出た新刊が、最終巻でなくて、ホッとしている。
緩くて、ふわふわとしていて、簡素だけど、決して、適当だったり、手抜きだったりしない絵柄は、クセになるな。
絵柄がゆるふわ系で、実は中身が毒舌って作品もあるけど、この『しろくまカフェ』はストーリーも、ゆった
...続きを読むりとしていて、読み手を良い感じに和ませてくれる。
そんな絵柄とストーリーを十全に活かしているのが、キャラがピシッと立っているしろくま君たちであるのは、言うまでもない事だろう。
このバランスの良さが、『しろくまカフェ』の人気が翳らず、読み手が気長に待てる理由なんだろう、と一漫画読みとして、私は推察している。
また、単に動物だけが出てくるのではなく、人間たちと共存している環境であり、様々かつ良好な関係を築けている点にも、私はグッと来ている。
違う種であっても、お互いの良さを受け入れ、欠点を寛容に許す事が出来るのであれば、こうやって、皆が笑顔で暮らせる世界になるんじゃないか、と『しろくまカフェ』は期待を持たせてくれる、私に。
きっと、しろくまカフェへ、実際に行ってみて、しろくま君の言葉遊びを聞き、多様で美味しい食事に舌鼓を打ちたいファンは、私だけじゃアルマーニ。
この(4)も、ほっこりとさせてくれる回揃いだった。私的に、最も、心が癒されたのは、第62話。幼少時のしろくま君とグリズリー君が、実に愛らしい。今こそ、ワイルド系で頼れる兄貴分って風格を醸しているグリズリー君だけど、この頃は腕白盛りな仔山羊たちに翻弄されていたんだな。こういう苦労が、きっと、彼を大人にしていったんだろう。
次巻が出るの、ゆったりとした気持ちで待っています、ヒガアロハ先生。ココハナ編集部さん、もし、可能であれば、(5)でもプレゼント企画をやるのであれば、Tシャツでお願いします。トートバックもファンって事をアピールできますが、やはり、私としては、Tシャツって形で、『しろくまカフェ』の良さを世に広めたいのです。
この台詞を引用に選んだのは、確かに、と心から納得できたので。
結局のとこ、問題をスパッと解決するのは、いつだって、シンプルなやり方なんだろう。
難しく考え過ぎず、単純に考えて、それを実行しよう、と決断する力を鍛えていきたいものである。
「・・・でも、食後の眠気に解決策はないってことかぁ」
「そんなことないわ! 眠い時は、お昼寝するのよ!!」
「そうね!」
「それが一番ね!!」
「うぃ~~っす」(byマサキ、エゾリスさんたち)