人工知能が 様々なところで、言われるようになってきたこのごろ。
将棋において、棋士が人工知能に負けて、
囲碁においても、アルファ碁に同じように 負けた。
少なくとも、おおきな変化が起こっているな
と思っていたが、あまり深く 考えていなかった。
よく考えたら、お金と言う数字を扱っている分野である
金
...続きを読む融に 人工知能が 有効ではないかと思って、
この本を 読んでみた。
想像を超えて、人工知能が 金融の分野に浸透して
活躍している様を見て、驚いたのである。
株式、為替などの分野において ロボトレーダーが
人間の勘と経験をもったトレーダーを追い出していた。
疲れを知らず、感情に溺れない ロボトレーダーが、
粛々と活躍していた。なんとも言えない 情景である。
人工知能って、ロボットのイメージがまとわりつくが、
みえない 人工知能が 株式と為替などを黙々と 活躍していた。
人工知能は 1万分の1秒の時間で 高いものを売り、安いものを買うと言う
シンプルな作業で、利益を上げ続けているのである。
いまは、人間のトレーダーの闘いではなく、
ロボトレーダーの 品質と機能における闘いになっているのだ。
人間が 購入を決めて、送金している間に、行なわれている。
ヘッジファンドが、積極的に 人工知能の研究者を
ヘッドハンティングしている様は スゴイものがある。
いやはや、金融業は 人工知能が 支配し、
人間は 駆逐されてしまう。
三菱UFJ銀行の職員 3万人は、まったくいらなくなるのかもしれない。
銀行は、ロボバンカーによって、運営される日が来るのかもしれない。
衝撃的な 本だった。