作品一覧

  • こんなものまで運んだ!日本の鉄道 お金にアートに、動物……知られざる鉄道の輸送力
    4.3
    1巻880円 (税込)
    ■目次 第1章 似て非なるもの=荷物・貨物輸送 第2章 複雑怪奇な輸送の仕組み 第3章 一筋縄ではいかない動物輸送 第4章 変わった貨車と特大・長物輸送 第5章 鉄道は文化も運んだ 第6章 貴重品輸送は気をつかう 第7章 鉄道と不可分だった郵便輸送 第8章 異常時に発揮される鉄道の底力 ■著者紹介 和田 洋(わだ ひろし) 1950年生まれ。神奈川県藤沢市で東海道本線の優等列車を見ながら育つ。1974年東京大学文学部卒。新聞社勤務を経て現在は会社役員。子供のころから鉄道車両、特に客車を愛好し、鉄道友の会客車気動車研究会会員。著書に『「阿房列車」の時代と鉄道』『客車の迷宮』(交通新聞社)など。
  • JR東日本はこうして車両をつくってきた 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏
    4.0
    1987(昭和62)年、国鉄の分割・民営化によって誕生したJR東日本は、1万両を超す車両を保有する日本最大の鉄道会社となる。しかし発足した当初は、国鉄時代の古いタイプの車両が大半を占め、技術革新の遅れも目立っていた。民間会社に移行し、顧客優先の志向のなかで、どのようにしてJR東日本独自の車両が生み出されていったのか。その過程と舞台裏を、JR東日本で運輸車両部長などを歴任し、運転計画や車両開発に深く関わってきた、白川保友氏の証言によって浮き彫りにする。 ■著者紹介 白川保友(しらかわやすとも) 1971年、国鉄入社。長野運転所助役(381系担当)、勝田電車区長、蒲田電車区長、運転局車務課補佐(電車検修)、東京南鉄道管理局電車課長など、主として電車関係の仕事に従事。1987年、東日本旅客鉄道入社。広報課長、東京地域本社運輸車両部長、取締役鉄道事業本部運輸車両部長、常務取締役鉄道事業本部副本部長などを歴任。2004年よりセントラル警備保障(株)。社長、会長を経て現在は取締役相談役。 和田 洋(わだ ひろし) 1950年生まれ。神奈川県藤沢市で東海道本線の優等列車を見ながら育つ。1974年、東京大学文学部卒。新聞社勤務を経て現在は会社役員。子どもの頃から鉄道車両、とくに客車を愛好し、鉄道友の会客車気動車研究会会員。著書に『「阿房列車」の時代と鉄道』(交通新聞社・2015年鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞)、『客車の迷宮』(交通新聞社新書)などがある。
  • 客車の迷宮 深淵なる客車ワールドを旅する
    -
    1巻770円 (税込)
    かつて国鉄に1万両以上が在籍した客車は、現在はイベント用などにわずかの両数を数えるだけになった。そんな「絶滅危惧種」に近い客車だが、個性豊かな車種や形式の多さは、電車などと比べてもなんら遜色がない。むしろ画一化された最近の車両と違い、極端にいえば1両ごとにさまざまなスタイルの差や変化があって、その個性は際立っている。鉄道の全盛期に、客車は多くのヒトやモノを運び、そのためにきめ細かい工夫や改良を重ねながら複雑な変遷をたどってきた。そんな客車の摩訶不思議な魅力を、マニア歴50年の筆者が掘り起こす。 和田 洋(わだひろし) 昭和25(1950)年生まれ。神奈川県藤沢市で東海道本線の優等列車を見ながら育つ。昭和49(1974)年東京大学文学部卒。新聞社勤務を経て現在は会社役員。子供のころから鉄道車両、特に客車を愛好し、鉄道友の会客車気動車研究会会員。著書に「『阿房列車』の時代と鉄道」(交通新聞社・鉄道友の会2015年島秀雄賞受賞作品)がある。
  • こんなものまで運んだ!日本の鉄道 お金にアートに、動物……知られざる鉄道の輸送力

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    貨物・荷物に視点を置いた日本の鉄道史。
    その運ぶモノは多彩で、ノウハウにも驚かされる。
    第1章 似て非なるもの=荷物・貨物輸送
    第2章 複雑怪奇な輸送の仕組み
    第3章 一筋縄ではいかない動物輸送
    第4章 変わった貨車と特大・長物輸送
    第5章 鉄道は文化も運んだ
    第6章 貴重品輸送は気をつかう
    第7章 鉄道と不可分だった郵便輸送
    第8章 異常時に発揮される鉄道の底力
    各章にコラム有り。参考文献有り。

    全国津々浦々へ輸送するのは、国鉄しかなかった。
    道路網も自動車も輸送という面では未発達の時代。
    網の目のように張り巡らされた鉄道は、
    様々なモノを輸送していた。
    手荷物から始まり、野菜や花、食品。

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    2022年09月23日
  • こんなものまで運んだ!日本の鉄道 お金にアートに、動物……知られざる鉄道の輸送力

    Posted by ブクログ

    超マニアックな視点からの鉄道史。荷物、貨物からの裏面史は奇跡的な面白さ。

    交通新聞社新書。ニッチな分野でどれだけニーズがあるか勝手に心配してしまうが良く続いていると思う。本書はその中でも屈指の出来。

    元々鉄道はヒトでなくモノを運ぶためにハッテンしてきたという。今の日本では貨物輸送は衰退したが、近年また脚光を浴びつつある。

    本書は豊富なエピソードから鉄道の持つポテンシャル、可能性について鉄道愛を調味料として、語り尽くす。マニアックな内容なのだが素材を活かし上質に仕上げている。

    シリーズの中でも屈指の出来である。

    0
    2022年08月25日
  • こんなものまで運んだ!日本の鉄道 お金にアートに、動物……知られざる鉄道の輸送力

    Posted by ブクログ

    手に持つととてもコンパクトな本で、「へぇーそうなんだー」と軽く楽しめるトリビア系と思いきや、とんでもない。情報量がものすごい。鉄オタには「うんうん」と頷きながら読めるだろうけど、ど素人には「半分呪文」。正直申して初見の情報まみれでわからないことだらけでしたか、「へぇえ……なんかすごいな、すごい」という感想となりました。

    0
    2021年03月04日
  • JR東日本はこうして車両をつくってきた 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏

    Posted by ブクログ

    国鉄からJRへの過渡期に役員として車両開発に関わった白川氏の対談本。ですます調の文体は相変わらず苦手だ。そして、車両開発の現場ではなく、司令塔としての役職であったことが端々に感じられた。しかし、歴史に通史の視点が必要であるように、国鉄・JRという会社を全体で俯瞰する視点は面白かった。新幹線も興味深かったが、気動車の進化はもっと良かった。自動車と同じように、ボディも台車もそれぞれ重要なのだな~

    0
    2023年10月05日
  • こんなものまで運んだ!日本の鉄道 お金にアートに、動物……知られざる鉄道の輸送力

    Posted by ブクログ

    鉄道貨物だけでなく、小荷物も含めて鉄道で運んだものをまとめた本です。貨物はともかく荷物は1970年代までは宅配便も無くて利用したこともあるのに、まとまった話を初めて読んだ気がしますし、参考になりました。
    それにしても狭い車内で仕分けをしながら荷物が進んでいくのは、大変そうで、郵便小包や宅配便に取って代わられるのも納得です。

    0
    2022年01月01日

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