コンマリなんぼのもんじゃい!家でもオフィスでもきちんと片付きすぎている人は実は問題を抱えていることが多い、ものが多くても居心地の良い空間は自分が何を大切にしているかが部屋にゆかしだされているそう。
具体的メソッドは
・5分と決めて片付ける
・本棚や引き出しの本は定期的に全部出して、(ホコリをとって
...続きを読む)また仕舞う。
・無心になりたいときに茶わんを洗ったり物を磨いてまた仕舞ったりする
・床は水ぶきがおすすめ。著者は毎日やっている。掃除機やから拭きにない空気感がある
・トイレは内側、床と細かく分けて少しづつ、徹底的にやる。ゴム手袋をはめて。
・物は循環させる。読んだ本は気に入っていても人にあげて読んでもらい欲しくなったらもう一度また買ってまた別の人にすすめる。
・著者はコンビニのトイレを掃除することがある。次に行ったときはもっときれいになっていることが多い。
・洗面台をそこにいたくなる空間にする
著者の引っ越し業者時代のエピソードはホロリと来た。ある家は2日を要し、夜中の11時に終了して床の養生テープを剥がしていたら、その家の発達障害の女の子が自発的に笑顔で手伝ってくれた。テープを剥がすだけの誰でもできることだが、今まで誰もやってくれなかったのでとても嬉しかった。眼の前の人に対して自分ができることをする、シンプルだけど大切なことだと気づいた。
その後、不仲だった両親の家に行き、夜中に台所に溜まっていた洗い物をした。共働きで「家事をしない」と責めていた母は、完璧ではなかったかもしれないが毎日洗い物をしていてくれたんだなといまさら気づき涙が止まらなかった。単なる片付け本ではない。最後のメッセージも心に響いた。部屋には自分の過去が部屋という形で現れている。今の状況を変えようとするのではなく、部屋を大切に思って大切にすることから始めよう。