作品一覧

  • 燃える川
    3.7
    1巻1,254円 (税込)
    自然と本を愛する親友同士の大学生ジャックとウィンは、カナダの北部をカヌーでのんびり旅していたが、山火事が起きて計画の変更を余儀なくされる。そして霧の中で激しく口論する男女の声を耳にした翌日、怪我を負った女性を保護したふたりは、大自然のなか、生き延びるために闘うことになる。迫真のサスペンス。エドガー賞最優秀長篇賞ノミネート作
  • いつかぼくが帰る場所
    3.8
    1巻2,640円 (税込)
    メーデー、メーデー、こちらセスナ6333A、寂しくてたまらない……謎の疫病により、妻や友人知人のすべてを失った男ヒッグ。一変した世界で暮らす彼の仲間は、愛犬ジャスパーと、ガンマニアの隣人バングリーだけだ。しかしヒッグは、数年前に無線から聞こえてきた声が忘れられない。もしかしてどこかに元の世界が残っているのではないか? ある日ついに思い立った彼は、セスナ機で外の世界に飛び立つが……。人類がほぼ壊滅した後の世界の、絶望と祈りを描く傑作長篇。
  • 燃える川

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    ネタバレ

    男同士親友2人で、カナダ北東部の大自然の中をカヌーで旅する。釣りをし、漁をし、ベリーを積み、狩猟だけでなく、それなりの食料を持ち込んで。
    川から湖へ気の向くままにオールを漕いで、気の利いた浜辺でキャンプする、そんな卒業旅行が一転、大規模な森林火災にぶち当たってしまい、彼らも早々に脱出しようとする中、行動が不信なカップルに出会う…。

    大火災からの脱出と、瀕死のけが人の搬出、さらには彼らをつけ狙う殺人者…という、自然にも人間にも狙われる2人のサバイバルを描いた小説。大自然の火災の描写は圧巻、と思ったら作者はアウトドア系ノンフィクションの本を3冊上梓しているのだとか。なるほど得意な土俵ということ

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    2021年09月21日
  • いつかぼくが帰る場所

    Posted by ブクログ

    星とセスナの表紙に惹かれ読んだけど気持ちのいいストーリーだった。マップ見ながら飛んでる気分になれたのも良かった。

    0
    2021年08月19日
  • 燃える川

    Posted by ブクログ

    カヌーの旅に出た親友同士の大学生二人。しかし不穏な事件に遭遇し、大自然のなか生き延びるために闘うことに。迫真のサスペンス。

    アウトドアライフには縁がないので、どこまでリアルなのかはわからないが、特に山火事の描写は圧倒的。

    0
    2021年03月11日
  • 燃える川

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大自然を舞台にした小説は苦手で敬遠しがちだが、これは読んでよかった。
    角幡唯介さんのノンフィクションはなぜか好きで読んでいるので、それがこの小説を読む手助けになったと思う。


    静かで美しくて悲しく、忘れ難い一冊になった。

    0
    2021年03月07日
  • 燃える川

    Posted by ブクログ

    カヌーで旅に出た二人の大学生。そこで遭遇した山火事。道中でさまざまなことが起きるけれどなにより山火事の描写の迫力がいい。煙の臭い、木が燃える音。風。川で出会った人たちとのやりとり、火事によって追い詰められていく緊迫感。大自然の中で展開される冒険は息つく暇ないくらい読み応えがある。

    0
    2021年02月21日

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