MBAよりPTA、あるいはNPOこの一言に尽きる十も追いました。
頭で考え、既に実践されているのであればこの言葉は当てはまらないかもしれませんが、もし考えることはできるけれども、それを行動に移し切れていないということであればこの言葉はとても重要であると思います。
つまり、何が言いたいかというと、理論
...続きを読むも重要だが、実践も大事であるということであり、実践することで得られるリターンは資格証よりも遥かに有益であるということです。
本書の中で参考になった点は、自身が納得いかない制度、体制であってもそこに対してやみくもに反発、反抗するだけでは何も生まないということである。
これは一つの真理であると思います。納得のいかないことに対しては、抵抗するより、それに対する改善策を提示し、議論を進めていくほうがはるかに建設的ということです。(書いてて思いましたがだいぶ当り前ですね。でもそれが往々にしてできないことがあったので、実践がやはり大事ということでしょうか。)
次いで、欠点を補うよりも強みを伸ばして欠点をカバーしろ。これはもっともだと思います。自分の強みを伸ばし、財産として、とがらせていけば欠点は補えると思います。
効率化と生産性について、この二つの違いをはっきりと説明できるかというと少し怪しかった自分がいました。
効率化は、既にあるものの無駄を省き、効率を高めること。生産性とは、行った仕事量に対してどれほどの成果が生み出されたか。ということ。言い換えると少ない行動量で大きな成果が得られればそれは生産性が高いと言えます。
部下ができたら、傾聴し、部下の事を理解する。
傾聴とは、ただ聞くだけではない、その人のことを理解する。という気持ちで、真摯に耳を傾けること。そうすれば自然と部下のことを尊敬する気持ちが生まれ、理解しようとする姿勢になる。
次いで、バットを振ったことがない人に三振しない方法を教えても、躓いたことがない人に躓かない方法を教えても無駄なように、すべて実行し、行動することが重要。
50代、60代を迎え、やることが無くなり、「空の巣症候群」なる言葉があるとのこと。これは私は知らない言葉だったが、これに対する対抗策として、今やるべきことと先送り(良い意味で)できることを見極め、先送りしたことはできるようになったらやる=わくわくするものを先にとって置く。という考え方だ。
これを自身に応用するとサッカー、フットサルは50代から、映画やお酒もそのくらいから。ということになろうか。何をしようか迷ったら、それは本当に今やらなければならないのかを考えることが大事。
本書ではライフ・ワーク・ソーシャルの3本柱を実現するための方法、メリット、厳しさが一貫して書かれている。いくつかは思い当たる節があっても実行できていないということが多いように感じた。
”特別”なことは必要ない。
考え、実践する。何をすればいいのかわからないという人は本書のとおりに、ある程度わかる。という方は本書をお手本に進めてみればいい。と、偉そうに思った次第です。