作品一覧

  • 打天楽 -ワン・ゼロ番外編-
    完結
    5.0
    全1巻1,210円 (税込)
    佐藤史生が壮大なスケールで描く 傑作SF長編『ワン・ゼロ』の番外編。 都祈雄、エミー、アキラ、ミノルは、それぞれ新たな生活を送っていた。 日本を離れ、世界中を自由きままに旅していた都祈雄だが、ある日を境に消息をたち、直後にエミーは“都祈雄が助けを求めてくる”という不思議な夢を見る。 都祈雄を救うため、三人は夢の世界を捜索することになるが……。 表題作の「ワン・ゼロ」番外編「打天楽(だてんらく)」に加え、 「ムーン・チャイルド -月の子-」 「楕円軌道ラプソディ」 「天使の繭」の3編も収録。
  • ワン・ゼロ【愛蔵版】1
    完結
    -
    全4巻1,210円 (税込)
    《魔》VS《神》。佐藤史生が創造した近未来、他に類を見ない壮大なストーリーが時を超えて蘇ります! 【あらすじ】 20世紀末、東京。落ちこぼれの高校生、明王寺都祈雄の前に、魔由璃と名のる少女が現れた。 魔由璃はインドで消息を絶った彼の父とインド人の母との間に生まれた娘で、都祈雄の腹違いの妹にあたるという。 彼女は明王寺家に伝わる守護尊=孔雀明王像に反響する「真言」に異常な反応を示し…。
  • 夢みる惑星【愛蔵版】 1
    完結
    3.5
    全4巻1,210円 (税込)
    太古の都、アスカンタ王国。 大陸変動によりもたらされる人類滅亡の危機から人々を救うべく、王国の「大神官」となったイリス。 運命を動かす出会い、そしてその立場と己との間で揺れる葛藤。イリスの数奇な運命を壮大なスケールで描いた、佐藤史生初の長編大作が愛蔵版でよみがえる! 本作は過去に単行本、文庫と2度刊行されましたが、雑誌掲載された美麗なカラーページはほとんど収録されていませんでした。 今回の“愛蔵版”では、現存するオリジナル原稿を新たにスキャニングし、扉絵やカラーページなども原稿のまま可能な限り収録。 ファン必携のアイテムです。 <特別収録> ●画集『竜の夢その他の夢 -夢みる惑星【愛蔵版】ノート-』の著者エッセイを収録 ●連載第3回と第5回のカラーページを、雑誌掲載時のままカラーで収録
  • やどり木
    完結
    -
    全1巻1,078円 (税込)
    【佐藤史生コレクション6】名作復刻シリーズ第一期完結! あらすじ「惑星ハザンで聖ミスルトがひらいた学問と祈りの場、ハプト・サンス学院。学院では数十人の選ばれし少年たちが、十六歳までに“ビジョン”を得て超人=宿脳人(しゅくのうじん)となるための教育を施されていた。十五歳で入学し、皆に追いつこうと必死なソウルを猛特訓する秀才のシュネ。ある日、十六歳のタイムリミットを目前に、シュネが昏睡状態に陥ってしまう。原始惑星で安らかな生を営むことを望んだ人類のたどる道とは---。」 表題作「やどり木」のほか、『少女漫画FANTASY 少女漫画・夏の夜の夢』に掲載された、著者の知られざる一面が垣間見える貴重なアンケートも収録。 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品:やどり木/まさかのときのハーレクイン・ロマンス/バナナトリップに最良の日/佐藤史生へ15の質問
  • 春を夢見し
    完結
    4.3
    全1巻1,078円 (税込)
    【佐藤史生コレクション5】待望の名作復刻シリーズ第5弾! あらすじ「深野に 深野に 春の盛りの宴せむ 舞えばひともと また ひともとの 花あかり_。山深い桜の里・深野にある旅館“錦楼”。錦楼の桜園で樹齢数百年の齢を重ねながら、何年も花咲くことのなかったしだれ桜を巡り、人々の想いは交錯する。」 表題作「春を夢見し」、1977年に発表されたデビュー作「恋は味なもの!?」を含め、軽快なコメディからシリアスなラブストーリーまで、作風の異なる6編を収録した異色の傑作短編集。 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品:ミッドナイト・フィーバー/透明くらぶ-ミッドナイトフィーバー パート2-/恋は味なもの!?/スフィンクスより愛をこめて/春を夢見し/ふりかえるケンタウロス
  • この貧しき地上に
    完結
    5.0
    全1巻1,078円 (税込)
    【佐藤史生コレクション3】待望の名作復刻シリーズ第3弾! 古代ギリシャのクノッソス宮殿と現在を舞台に、出生の秘密を知った天才少年・最上清良の傷ついた心の惑いと再生をたどる、時空を超えたSFミステリー。人間の心の迷宮を書き出したシリーズ3編のほか、資産家を舞台に、本妻の息子と私生児の愛憎絡み合う葛藤を描く「おまえのやさしい手で」を収録。 加えて冷徹な女帝とその寵愛を受けた青年のアンビバレンスな愛の物語「緑柱庭園(エメラルドガーデン)」を収めた傑作作品集。 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品 :この貧しき地上に/青猿記/一陽来復/おまえのやさしい手で/一応 アトがき/緑柱庭園
  • 金星樹
    完結
    5.0
    全1巻1,078円 (税込)
    【佐藤史生コレクション2】待望の名作復刻シリーズ第2弾! あらすじ「事故により両親を意失ったネネは、惑星工学の専門家で育ての親であるマッキーに、いつしか深い愛情を抱くようになっていた。ネネへの複雑な思いを振り切るように、金星探査に志願するマッキー。心がすれ違ったまま、思わぬ事態が二人を引き裂き…。」 「一角獣にほほえみを」のリメイク作品「一角獣の森で」など、初期作品を6編収録。遺品のなかより発掘された貴重な未発表イラストも収めた、永久保存版! 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品 :星の丘より/青い犬/花咲く星々のむれ/金星樹/一角獣の森で/レギオン /あとがき/解説(萩尾望都)
  • 死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)
    完結
    4.8
    全1巻1,078円 (税込)
    【佐藤史生コレクション1】坂田靖子氏・竹宮惠子氏 推薦! あらすじ「あき家になっている祖母の家で雨宿りをしていた奇妙な青年“雨男”と出会った七生子。青年から、幼い日の七生子を知っているという思いがけない告白を受け…。」 多感な少女の揺れ動く心を描き、読者の共感を得た人気連作“七生子シリーズ”のほか、代表作『ワン・ゼロ』の原型となった「夢喰い」、そして貴重な単行本初収録となる「マは魔法のマ」「一角獣にほほえみを」の2作品を収めた豪華作品集。 巻末には、24年組の拠点で“女性版トキワ荘”ともいわれる「大泉サロン」の主宰者で、長年親交の深かった増山法恵氏による解説を特別収録。 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品 :雨男/死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)/さらばマドンナの微笑/我はその名も知らざりき/夢喰い/あとがき/マは魔法のマ/一角獣にほほえみを/解説(増山法恵)
  • 竜の夢その他の夢
    完結
    4.0
    全1巻1,540円 (税込)
    【佐藤史生コレクション4】待望の名作復刻シリーズ第4弾! 絵の美しさで定評のある佐藤史生。『夢みる惑星』登場人物の傑作カラーイラストに加え、新たに発見された未掲載のイラストも追加収録。また、『夢みる惑星』制作にまつわる「インタビューQ&A」や、佐藤自らが作品の「イメージの原点」を語る貴重なエッセイ2編に加え、『夢みる惑星』番外編の「雨の竜」、巻末には佐藤史生版「美女と野獣」を収録した増補愛蔵版画集。 “もうここでしか見られない、読めない”が満載! ファン垂涎の一冊です!! 著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。 「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。 佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる “24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録内容:夢みる惑星イラスト/雨の竜/夢みる惑星のあらすじ/夢見る惑星Q&A 佐藤史生先生に聞きました/エッセイ(イメージの原点は「ジーザス・クライスト・スーパースター」から)/エッセイ(無意識の見る夢、意識の見る夢)/あとがき/美女と野獣
  • 春を夢見し

    Posted by ブクログ

    佐藤史生さんの作品も二作目になりまして、本書は、前回読んだ『死せる王女のための孔雀舞』よりも、以前に書かれた短篇集なのですが(1977~1979年)、読めば読むほど、もっと早く出会いたかったと思ってしまい、作品から立ち上る、作者の人柄や雰囲気は、私が思わず寄り添いたくなるような、信頼性を感じさせられ、とても好きです。

    猫丸さん、本書もお勧め下さり、ありがとうございます(^_^)

    デビュー作も入っているが、意外性のある、しっかりとした物語に、活き活きと描かれたキャラクターは変わらず、コメディもシリアスも、自由で柔軟な発想を感じさせられ、しかも、ホロリと考えさせられる、時代に縛られないテーマ性

    0
    2022年09月01日
  • 死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)

    Posted by ブクログ

    穂村弘さんが、年に一度は彼女の全作品を読むことを、彼のエッセイで知り、興味を持って買いました。

    まず、猫丸さんに勧められた、「夢喰い」を読んだ。
    外国の神様のことはよく分からなかったけれど、家族の絆の素晴らしさと、血縁の凄まじさに、物理的な作用は全く影響しないことを、教えてくれたような気がしました。幻想的でいて、現実的な感覚も持てるような、不思議な名作。

    次に、「七生子」シリーズ。
    私としては、こちらの方が好きかも。
    まず、主人公の高校生「加賀見七生子」の初登場時の、メランコリックな影を感じさせつつ、強気っぽくも凛とした、その佇まいに惹かれるものを感じ、印象的でした。

    それから、物語の設

    0
    2022年07月31日
  • この貧しき地上に

    Posted by ブクログ

     ミノタウルスの伝説を底辺にした、家族の愛憎の物語。

     優秀で性格もよくその上美形という完全無欠な兄は、失踪することで、家族の中での自分自身の存在理由を問う。
     
     多分、そういう物語なのだと思う。
     雑誌掲載されていた時にも読んでいたけど、その時はむしろ失踪に戸惑い続ける弟や、振り回される男にシンクロして、兄への憧憬の物語だととらえていたように思う。
     が、兄は自分をミノタウルスに投影する。
     その意味が、ようやくわかった気がする。
     
     それは萩尾望都の「城」で語られたテーマに通じるのかもしれない。
     いわば、兄は真っ白の石で表面だけを作った城で、人は白黒のバランスがあってこと、であると

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    2013年02月21日
  • 金星樹

    Posted by ブクログ

    小説でも映画でもアニメでもない、漫画でしか作り出せない「間」ってあると思うんですが、佐藤史生作品はその顕著な例の一つだと思います。(最近好きな作家で、漫画ならではの「間」が絶妙な方というとよしながふみ先生かなーと)
    繊細な絵と骨太な設定と儚げな口溶けと傷跡のような読後感。これがあと数回は味わえる(復刊ドットコムさんGJ!!)と思うと幸せです。
    本作では「青い馬」と「レギオン」が好き。

    1
    2012年11月20日
  • 死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)

    Posted by ブクログ

     七生子シリーズ。
     と、「夢喰い」がはいってます。
     
     七生子シリーズが読みたかったので手に入れたんだけど、「夢喰い」もあって、もうめちゃくちゃ得した気分になったよ。
     「ワンゼロ」へと続く、というかその前哨戦みたいな作品だけど、実は「ワンゼロ」より好きだったりするのだ。っても「ワンゼロ」の最後の、全てが終わってどっかにいってしまった都祈雄の何もかもを超越したような笑顔の絵は、今も網膜にやきついてる。
     とはいえ、読み返してなんでこれがここまで琴線に触れるのか、やっぱりよくわからん。
     が、やっぱりなんか胸にしみるというか、震えるんだよね。
     不思議。

     そして七生子シリーズ。
     これの

    0
    2012年09月22日

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