作品一覧
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3.7
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
全国水平社の授業をするにあたって読みました。
差別そのものに対することももちろん考えなければなれないが、
私としては部落民はどのようにして発生したのかという過程の考察が興味深かった。
仏教を日本に取り入れた理由はさまざまあるが、肉食を厳しく禁ずるためという解釈は面白い。
動物を殺したり食べたりすれば穢れるという価値観を広め、そういう仕事に携わる人々を穢れた人々として差別するようになった。これがエタ発生のルーツだという。
仮にこの解釈が適当だとすれば、肉食になった時代ですらなお、この昔からの差別が途絶えることなく続いてきているわけで、わけもわからずただ差別をしてしまう人間の心理にゾッとする。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
被差別部落出身者であることに悩み、隠し、二十八歳にして「これこそオレが言いたかったことだ」と、初めて部落解放運動に目覚める。
その後の解放運動の中で「糾弾屋」と呼ばれた著者が、山あり谷ありの自らの半生を振り返り、どのように試行錯誤してきたか、どのように部落解放運動と取り組んできたかを、次の世代の若い仲間に生き生きと伝える。
[ 目次 ]
第1章 記憶と意識
第2章 流浪と邂逅
第3章 差別と糾弾
第4章 教育と責任
第5章 米と肉
第6章 言葉と倫理
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