作品一覧 2021/05/13更新 シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 試し読み フォロー 僕たち、こうして店をつくりました 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 井川直子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 コロナの中で料理人達が如何に考え行動したかのインタビュー記録。各人各様に素晴らしい思想と行動で感銘を受ける。もはや外食に行くのは「たまに」のことになってしまったが頑張る料理人達を応援に伺いたいと思わせる1冊。是非、我身事と思って読んでみてください。 Posted by ブクログ シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 コロナが落ち着いた今読むと、どのシェフの対策もそれぞれが正解なのではと思えます。 読んでいて、他のシェフとタイプが違うな、と感じたのは「マンナ」の原さんと、「眠庵」の柳澤さん。 柳澤さんに至っては前職が化粧品会社の研究員だったせいか、飲食の話より日本のクラスター対策やワクチンの話が多い感じでした。そ...続きを読むれがまた面白かった。 Posted by ブクログ シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 今、このコロナ禍真っ只中を自分も生きる中で、その人気だけでなく哲学も併せ持つシェフたちが何を考え、どう行動したかの記録はとても読み応えのある、自分の行動についても考えさせられる1冊だった。 Posted by ブクログ シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 前に読んだ作品(シェフを続けるということ)がよかったことと扱われているテーマに強い関心を持ったので手に取ってみた。タイトルどおり34人のシェフ達へのインタビュー集で、飲食店に対し「要請」が出た昨年の四月時点に聞き取った内容を逐次noteで公開したものに対して昨年の十月時点でフォローインタビューを行っ...続きを読むたものを追加し単行本にまとめたもの。逐次noteで公開したのは当時「何が正解か分からない」という声が多かったために「他所はこうやってるよ」と知らせたかった意図によるものらしい。私には縁のない高級店ばかりだったが一流の仕事人達がどのように事態を受け止め対処を検討し実行したか、に非常に興味があった。もちろん対応が一律ということはなく、即休業に踏み切った人、テイクアウトに切り替えた人、縮退ながら営業を継続した人、先をちょっと減らしたくらいでマスク含め対策を殆ど取らなかった人、と大雑把に分類できる。ほぼ全ての店が予約困難店であり連日満席、という状態からで補助金や融資をどう受けたかなども包み隠さず話す人も多くいて作者との信頼関係が窺えた。いっきに350人分のキャンセルが出た話が一番きつそうだったが他のお店も満席から一転、ポツポツとしか客が入らない状態になってしまっているのだが全員経営者として冷静に判断し対処しているところが素晴らしい。国の援助も見えない時期だけど恨言を言う人は皆無でもらえたら嬉しいけど何も援助がない前提でどうするか、という話ばかり。もちろん外向きでほんとは喚き散らしたりした人もいるのでは…とも思うけど前向きなパワーが素晴らしく不覚にも泣きそうになったほど。今年に入って更に厳しい禁酒法などにもどう対処したのか更なる続編を読んでみたい。安易に言っては申し訳ないけど読めば確実に元気になる気がする。何軒か行ってはみたいけどちょっと自分には敷居高いかな…。それにしても「自分たちが完璧に対応しても全く対策せず前日に密な状態で飲み食いしてたような客が来たらそこまでは対応できない」という理由で休業に転じた店主の言葉は重い。同じような理由で一見さんお断り状態に仕方なくしたお店を知っているが自分だけ儲けたらいい、自分だけ楽しければいい、という人が残念ながら散見される現実に改めて複雑な思いを持った。おすすめです。 Posted by ブクログ シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録 井川直子 2020年2月まで連日満席だった。3月25日小池都知事からの「不要不急」の呼びかけから予約は全てキャンセル。何の補償もされないまま飲食店は先の見えない苦境に立たされる。休業か時短か、テイクアウトや新事業を始めるか、それとも何も変えないか。本書に登場する飲食店はジャンルは様々。立地も客層も様々で老舗で...続きを読むあったり新規店もある。正解のない中で苦しみながらも共通していたのは、お客様にどう喜んでもらえるか。従業員の不安をどう取り除くか。そして自分の進むべき道の展望。34店のオーナーたちがとった行動から、お客が絶えない店はいかに経営者のリーダーシップにあるかを痛感した。 自分の身の回りにもある、べらぼうに美味しいお店たち。可能ならば最低でも月に一度は足を向けたい。美味しいから、それにずっと居てほしいから。恥ずかしながら予算に限りはあるし何もできないのだけど、そういえば彼らから見える強いプロ魂も惹かれる理由のひとつだなと思い当たる。 インタビュアーの井川直子さんだからシェフたちはここまで心を打ち明けたんだなと思えるくらい、赤裸々な心の動きをまとめた本。昨年から、出来立てホヤホヤの今だからという本が次々と出版されている。揺れ動く価値観と不安の世界で「信念」というとても大切なことが詰まった一冊だった。 インタビュー対象者: 「TACUBO」田窪大祐 「リ・カーリカ」堤亮輔 「シンシア」石井真介 「ロッツォシチリア」阿部努 「酒井商会」酒井英彰 「ビストロシンバ」菊地佑自 「コート・ドール」斉須政雄 「麦酒屋 るぷりん」西塚晃久 「鳥福」村山 茂 「イタリア料理 樋渡」原 耕平 「マンナ」原 優子 「焼鳥今井」今井充史 「オステリア・ナカムラ」中村直行 「ジョンティ」富田裕之 「ル・ブルギニオン」菊地美升 「オトナノイザカヤ中戸川」中戸川 弾 「オストゥ」宮根正人 「高太郎」林 高太郎 「ピッツェリア イル・タンブレッロ」大坪善久 「ラ メゾン ド 一升vin」岩倉久恵 「琉球チャイニーズ TAMA」玉代勢文廣 「クインディ」塩原弘太 「七草」前沢リカ 「パッソ ア パッソ」有馬邦明 「オード」生井祐介 「すし 㐂邑」木村康司 「荒木町 きんつぎ」佐藤正規 「眠庵」柳澤 宙 「ヴォーロ・コズィ」西口大輔 「葡呑」中湊 茂 「オルランド」小串貴昌 「レフェルヴェソンス」生江史伸 「 ワイン スタンド ワルツ」大山恭弘 「銀座・器楽亭」浅倉鼓太郎 Posted by ブクログ 井川直子のレビューをもっと見る