作品一覧 2022/07/08更新 オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練 試し読み フォロー 鍵盤の天皇 井口基成とその血族 試し読み フォロー 日本航空一期生 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 中丸美繪の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 日本航空一期生 中丸美繪 日本航空の草創期、占領時代から始まる物語。日本の空を日本人の手に取り戻し、発展させていく物語。 もく星号事故のほか、大きな事故はないが、本書のラスト、日航機のデリー、モスクワの連続墜落事故、半官半民で日航が腐敗する直前までの、オイシイ部分が題材。 日航といえば山崎豊子の「沈まぬ太陽」、同じ企業が舞台...続きを読むでも対照的なのが面白い。 Posted by ブクログ 鍵盤の天皇 井口基成とその血族 中丸美繪 ともすればドイツ系音楽一辺倒と見られ、セピアがかった色彩の昭和初期、戦前の音楽シーンが、フランス音楽に精力的に取り組んだ井口基成の軌跡をたどることでカラフルな世界として色彩豊かによみがえっている。 戦後のクラシック界の勢いは凄まじいが、その活力の源泉はここにあったのかとあらためて思わされる。 Posted by ブクログ オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練 中丸美繪 尊敬するマエストロ、故朝比奈隆の評伝である。 1990年頃だったか渋谷のオーチャードホールでのブラームスチクルスは 全曲聴いた。とりわけ第二番が宇宙的で素晴らしかった。 本書はマエストロの生い立ちから晩年まで精髄をあますところなく 描ききっている。たいした筆力である。 しかし、読まずにいたほう...続きを読むがよかったかな?とも思わぬでもない。 晩年のあの風格と御本人の実態はずいぶん異なるようで 勝手に抱いていたイメージがずいぶん崩れてしまった。 それはそれで本書を読んだ意義の中に含まれるだろう。 Posted by ブクログ オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練 中丸美繪 日本屈指に有名な指揮者の評伝 芸事の中で指揮者は 生前に評価を得なければ 形として物が残られない ところから役者俳優演技者に近いものがあるのかもしれない 指揮棒を振っている背中は評価されないので 自分が演奏していない音にどれだけ自分の名前をこすりつけられるか という点で 評伝にするには興味深い題材で...続きを読むあると思う 読んでいるこちらに音楽知識が皆無なので 話題意の取り落とし多そうだが 例えば(当然だが)解説と比しても評より伝よりの評伝 「昭和の企業経営者」伝もの風な日経私の履歴書みたいな書き様は 過不足なく感じた 音楽を文章で伝えろったって無理な話であるそりゃそうだ Posted by ブクログ オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練 中丸美繪 楽団員が去ったホールに呼び戻され、ステージのすぐ下で拍手する聴衆に軽く頭を下げる朝比奈隆の写真を何かのきっかけで見た。そんな光景は見たことがなくて憧れた。「95歳まで舞台で上がる」と言い続けたのを初めて知った。他の国では生まれえないし、これからの日本でも決して生まれないだろうマエストロの来歴と音楽...続きを読むに対する思いを丁寧に、丁寧に書き尽くしている。筆が走っている部分、止まりそうになった部分もはっきりとわかる。著者の朝比奈に対する敬愛の思いが伝わってくる。表題は朝比奈が語った言葉ではない。けれど、心に秘めていたのだろうと納得させられた。敬遠してた「朝比奈のブルックナー」を急いで購入した。 Posted by ブクログ 中丸美繪のレビューをもっと見る