作品一覧 2023/03/08更新 クセになる禅問答 試し読み フォロー 最強羽生善治と12人の挑戦者 試し読み フォロー 下から目線で読む『孫子』 試し読み フォロー 絶望しそうになったら道元を読め!~『正法眼蔵』の「現成公案」だけを熟読する~ 試し読み フォロー 日曜日に読む『荘子』 試し読み フォロー はじめての「禅問答」~自分を打ち破るために読め!~ 試し読み フォロー もしも老子に出会ったら 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 山田史生の作品をすべて見る
ユーザーレビュー クセになる禅問答―――考えることが楽しくなる珠玉の対話38 山田史生 中国禅の高僧・臨済義玄の語録『臨済録』を、在家の中国思想研究者が余計な補足を交えず言葉通りに現代語訳。その後にこちらは余計な憶測たっぷりに独自の解釈が添えられます。本来は禅の修行僧が体を張って取り組むべき公案を、修行もせず寝そべって読むのは何とも不謹慎な気もしますが、怒鳴られたり殴られたりする心配も...続きを読むなく、ちぐはぐなやりとりにじっと向き合えるのはありがたいことです。 Posted by ブクログ 絶望しそうになったら道元を読め!~『正法眼蔵』の「現成公案」だけを熟読する~ 山田史生 この本は、中野孝次さんの『道元断章』を読み終え、その続きでもっと道元を知りたくて読んだ本です。 そして、『正法眼蔵』のエッセンスである「現成公案」だけでも理解できたらと、山田さんのこの新書に出会ったのです。 序章 なぜ道元の「現成公案」を読むのか に始まり、 第1章「われ」は生滅している ...続きを読む第2章「われ」は根拠づけられている 第3章「われ」を肯定して生きる 第4章「われ」を世界におしつけない 第5章 身心を「脱落」させる 第6章 世界自体が「われ」である。 第7章 世界は「いま・ここ」の自己限定である 第8章「悟り」とはなにか 第9章「いま・ここ」から創造する 第10章 世界は「一」である 第11章 世界は「われ」の働きをふくむ 終章 道元は現実をどう描いたのか 後始末 現に生きているということ という内容ですが、山田史生さんなりの解釈ですが、道元が言わんとしたことをうまく表現できていて、私なりに「現成公案」が理解できました。 毎朝、般若心経を書いていますが、「無」とか「空」という概念を自分なりに感じていて、日々無心で書き続ける「修行」こそが、われ、いま・ここ、身心脱落、主客未分などなど、ふわっとですが、感じ取れることができました。 Posted by ブクログ 最強羽生善治と12人の挑戦者 山田史生 昭和11年生まれ山田史生さんの「最強羽生善治と12人の挑戦者 激動!平成将棋界の今」、2011.10発行です。面白かったです。5年前の発刊ですが、ほぼ現在の状況であり、より確かな形になってると思います。スーパースター羽生善治が19歳で初のタイトル「竜王」を奪取したのが奇しくも平成元年。そして平成8年...続きを読む七冠独占の偉業。森内俊之、佐藤康光、故村山聖ら最強の羽生世代。渡辺明、佐藤天彦、糸谷哲郎ら12人の挑戦者、それに続く菅井竜也、佐々木勇気ら期待の棋士たち。将棋界全般をよく網羅した本だと思います! Posted by ブクログ 日曜日に読む『荘子』 山田史生 [ 内容 ] 日曜日、著者は酒のお供にと『荘子』を取り出した。 超俗的で、世人を煙に巻くような文章を読みながら、「わからない」ことの醍醐味にどっぷり浸かってゆく。 雲をつかむような話ばかりだけれど、固くなっていた頭がほぐれ、おおらかな気持ちになれるのはどうしてだろう。 一風変わった角度から荘子の思想...続きを読むに触れる「こんにゃく談義」のはじまりである。 [ 目次 ] 日曜の朝、わたしは寝坊した。 序章 荘子、夢で胡蝶となる―パラドックスの予感 第1章 世界の眺め方(この現実を鵜呑みにしよう;因果という虚構は捨てよう) 第2章 言葉の使い方(基礎づけ主義は断念しよう;状況に応じて言葉を使おう) 第3章 知識の捨て方(概念図式の概念は忘れよう;あるがままに生きていよう) 終章 渾沌、七つの穴に死す―絶対的無分別の悲哀 日曜の夜、まだ眠くないけど。 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ] Posted by ブクログ もしも老子に出会ったら 山田史生 「老子」 という古典を読んだことはないが、どうやら非常に難解で、捉えどころがなくて、答えの用意されていなくて、というか答えなどないというスタンスで、私たちに考えさせる一方で、そんな行為に意味はないんだ、と揶揄ってくるようなそんなものなのだろう。 と、この本を読んで感じた。いや、大変面白く、そしてわけ...続きを読むがわからなかった。 ただ、輝くような言葉が本書の中に出てくる。 「老子」を理解することができなかったが、自分も老子に会えたような気がする。(あくまでも気がする。) Posted by ブクログ 山田史生のレビューをもっと見る