キリバス、ツバル、赤道ギニア、バチカン、フィジー、トリニダーゴなんたら、バーレーン、サンマリノ、ルクセンブルク、リヒテンシュタインなど等
世界の小国がどうやって生き延びてきたか、どうやって大国と共存しているかについて書かれた本。
若干歴史とか今の状況とか詳しすぎな部分もあるけど、
さすが著者が開
...続きを読む発出身なだけあって、各国の貧困状況とか、オフショア・センターとか、船籍とか、捕鯨とかの票による国際援助の獲得(買収誘引)とか、冷戦時代の米・ソや中・台の取り込み方とか、小国も色々黒いなと思いましたよ。
あと何より環境問題。ツバルとかリアルだもんね。
「世界の良心」とかいう美称をあげてたけど、みんな結局自分が一番かわいいだけやん!
あと、前半で、やたらにモンテスキューとかポリスを持ち出して、完全な民主主義の実現には小国が一番いいって言ってた。
かと言って、みんなが民族自決したら、大変なことになるってことはさすがによくわかってるけどね。