作品一覧 2021/09/22更新 なぜ私たちは理系を選んだのか 未来につながる〈理〉のチカラ 試し読み フォロー 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 桝太一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 桝太一 桝さんのまるごと生き物愛に満ちた本であると同時に、少年が青年になり、やがて大人になっていく物語だなと思った。 元々チョウが好きで中高では生物部に入り、その後大学に進学して西表島行きたさをきっかけにスキューバダイビングのサークルに入る。そして海の生物に興味がわいてアナゴやアサリを研究する。大学院にも...続きを読む進学するも、あらためて自分の進路について考える。「好きなことを伝えるのが得意」と気づいてアナウンサーになった。 それだけではキラキラしたように聞こえるが、本人的にはそこまで「デキる」人ではなかったようだ。また、文中に明確には書かれてないけど挫折があったことが伺える。卒論が散々なものだったらしく、「好きな気持ちだけではカバーしきれない自分の実力不足」という言葉からは決して超えることなんてできない挫折感が直に伝わる。この人も苦労した人間なんだ、、、って思うと自分の中の桝さんを見る目がさらに優しくなるのを感じた。 ただ、生物やそれを取り囲む環境も観察してきたからか、いつも目の前の現実をしっかりと捉えていたように感じた。だから、仕事で想定外の事態が起きた時もそれなりの対処をしている(さすがにふて寝は笑えた。しかも案外悪くない効果を生み出してたw)。好きを突き詰めると副産物も生まれる。経験は役に立つときがくる。 クスッとなってたまにウルッとくる素敵な本でした。 Posted by ブクログ なぜ私たちは理系を選んだのか 未来につながる〈理〉のチカラ 桝太一 〈どうしてあなたは「理系」を?〉 日本テレビアナウンサーの桝太一さんが、進路を「理系」に選んだ様々な人にインタビューしている一冊。 先日、桝太一アナウンサーが16年間在籍した日本テレビを退社し、4月から同志社大学ハリス理化学研究所で助教として「科学を適切に伝える」方法を研究する「サイエンスコミュ...続きを読むニケーション」と呼ばれる学問に取り組んでいくことを発表しました。 元々、桝太一さんは東京大学理科二類に入学し、同大学農学部水圏環境専修、同大学大学院農学生命科研究科を経て、アナウンサーになっている方です。大学院では「アサリ」の研究をしていたそうです。 そんな枡さんですが、最初から理系に迷いなく進んでいたわけではなく、熟考の末、理系を選んだとのことでした。文理選択で悩み、そして理系で学んできた枡さんが、理系を選択し、様々な分野で活躍している「理系」な人達にインタビューをしています。 インタビューの相手は、宇宙飛行士、水族館職員、YouTuberと多岐に渡っています。「理系」を選びながら「理系」の職業に就いていない方の話も聞けます。 「岩波ジュニアスタートブックス」の対象が文理選択を迫られているであろう中高生ということで「なぜ理系を選んだのか」「今はどのような仕事をしているのか」「その仕事に理系での学びはどのように活きているか」ということを中心にインタビューは広げられています。 印象的だったのは、多くのインタビュイーの方がすんなりと理系を選択したわけではないということです。むしろ理科や数学への苦手意識を抱えながらも、理系を選んだという方が多く、意外でした。 また、「好き」というエネルギーがあることを前提にしつつ、それを支える「学力」の重要性を説いている方が多くいました。 「好き」を大事して職業にしながらも、インタビュイーの方々は学力が大事なことに気づき、勉学を重ね、今の仕事に活かされているからこそ、説得力のある言葉であると感じました。 文理選択の枠を超えて、進路選択のヒントになる一冊です。 【印象に残った一節】 "中学校の頃の勉強って、「これ何の役に立つんだろう?」と、まるで素振りをしているような感覚にもなりますけど、いよいよ本番でバキバキ打ちまくるような気持ち良さというか……。”(桝太一、p.25) ”中学生のみなさんには、身近にある、「ちょっと」興味のあることから気楽に楽しむことを出発点に、良い人生の選択をしてほしいと思います”(ゆきりぬ、p.47) Posted by ブクログ 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 桝太一 桝さんの誠実で一生懸命でありながら不器用そうななお人柄を、ZIPやDASH海岸でいつも拝見しておりました。マスマス大好きになっちゃいました。 中高生時代の生物部の体験が面白く、今の中高生にもぜひ読んでもらいたい! 死んだらどうなるのか…という不安をもっていること、それに対しての考察?も興味深かった。...続きを読む自然にあまり興味のない私も、最後まで一気読みしました。 Posted by ブクログ 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 桝太一 誰でも読みやすい安定の岩波ジュニア新書。 その中でも著者が有名アナウンサーである本書は特に万人向け。 大学時代以降のエピソードも面白いが、やはり中高時代が面白い。特に部活の合宿についてきた両親を諌めた話と、高校近くの公園の地形模型を作った話(そして文化祭が終わるとそれを躊躇無く壊したことも)は、本来...続きを読むの対象である中高生に響くものがあるのではないだろうか。 Posted by ブクログ 理系アナ桝太一の 生物部な毎日 桝太一 子どものときの「好き」を大切にしましょう。その経験 の一つひとつが人生の糧になります。 枡さんが今、アナウンサーとして大成しているのは、研究魂があったから。 子どもの頃から「〇〇博士」を目指し、幼少期から「好き」を突き詰めていくが、修士のときに周りとの能力の差を感じる。大学院の日々を通して、「自分...続きを読むの好きなことを、人に伝えること」が得意と気づき、「誰かが解き明かしてくるた魅力を広く伝える役割くらいなら、できるかもしれない」と考える。まさに、自分と同じで驚いた。 枡さんの幼少期から現在までが分かる一冊。ジュニア文庫だけど、大人にもおすすめ。 Posted by ブクログ 桝太一のレビューをもっと見る