作品一覧
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3.4商品の宣伝も告知もせず、費用もかけず、ツイッターで2万5000人のファンを作り、うどんのコミュニティを築いたカトキチ(現テーブルマーク)の末広栄二部長。“カトキチ部長”“ツイッター部長”と呼ばれる末広氏が繰り出すのは、「おそれいりこだし」「ありカトキチ」「麺類皆兄弟」「おはようございますうどん」などダジャレの数々! 一見するとただのオヤジギャグに見えるカトキチ部長のダジャレツイート。しかしそのダジャレには、お客様との距離を縮めながら、決して失礼にならないという絶妙さと、お客様を大事にするホスピタリティがあふれています。そんなカトキチ部長のツイッター術を詳しく解説します。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ「かとぉぉぉぉきちぃぃぃ #kouhaku」
このツイッターつぶやきは、とても有名です。(当時は知りませんでしたが)このダジャレで、カトキチ(現テーブルマーク)の宣伝部長をされていた末広さんのユニークさと、すごさを理解できます。広告というコストをかけて宣伝する発想ではなく、自らが媒体になる!と食品メーカーが考えてアプローチしたのは、類まれなるセンスと努力によるものだと思いました。
すでに、末広さんが、転職されているので、このユニークなつぶやきを聞けるテーブルマークさんではないのかもしれませんが。
こんな人物がいて活躍できているなんて、「おそれいりこだし」です。 -
Posted by ブクログ
この本の趣旨は「ツイッターというWebサービスをどう活用したか」というテクニックではない。これを読んでも、あなたの勤務先のweb展開に役立つtipsはまったく得られない。 白眉は、第四章に凝縮されていて、お客様と気持ち良く、楽しさを演出しながらコミュニケーションするための心情・発想・そして想像力の持ち方について述べている事である。それは空虚な精神論ではなく、とても具体的で実践的な事だ。
飲食業では接客マニュアルによる指導があるが、「マニュアル」を守ることは、客にとってアナタは「マニュアルを守れば誰でもいい」存在に成り下がるだけである。この本はそんなマニュアルを一蹴する。確かにマニュアルは、ず -
Posted by ブクログ
企業アカウントの成功事例として必ず話題にあがる”加ト吉さん”こと、末広部長のTwitter本。先行者利益をあげた良いお手本であり、しかもその利益は通貨ではなく共感であることがポイント。一見、反射神経で対応しているような”つぶやき”のディテールに、すごくアイディアや思いやりが詰まっており、さまざまな経験を積んだ末広氏の人間力を強く感じる。また、ザッポスさながらの”感動満足”というキーワードや、”ご麺なさい”に隠された硬軟のバランス感覚には見習うべき点も多い。
本書を読み、あらためて”ソーシャルメディアとは、細分化してしまった世の中を、人を軸に再統合したものである”ということに気付かされた。末広