意思力でその子の人生が変わる。
考え方、習慣、肥満、これはすべて親から子どもへ感染する。
成績が高く、成長しても友達や教師に好かれ、給料の高い職業についていたのです。
さらに、肥満度も我慢できなかった子どもより低かったのです。
これは、子ども時代に身についた意志力が、その後の人生を決定づ
...続きを読むけること、子どもの頃から衝動や誘惑に負けないよう自分をコントロールできれば、成功した人生を歩める可能性がとても高いことを証明しています。
意思力の最も成績がよかったのは、「うつむかないで、背筋を伸ばしなさい」と命じられたグループでした。
姿勢は最も意識が及ばない行動です。
猫背になってしまったり、すぐ肘をついたり、足を組んだりするのを、私たちは無意識で行っています。
それを「背筋を伸ばす」と意識することは、想像以上に意志力を必要とし、鍛えることができる行為なのです。
2週間前向きな気持ちやポジティブな感情を保つことが求められたグループは暗い気持ちのときも元気を出すことが使命でした。そして、一番意思力の結果が悪かった。
ひとつのことを我慢すると、他のことが我慢できなくなる」を証明したといえます。
誘惑に負けやすく、ラクなほうに流れたくなる子どもを導くのは、「正しい方向に行け」と命令する親ではありません。子ども自身が自分で選択し、自分の意志で正しい道を歩いていると実感させることが大切。
子どもの悪習慣は、自分で修正させること。そのために必要なのは「命令」でなければ「お説教」でもありません。
行動心理学では、人が何かを始めようとするときに心を突き動かす「好奇心」を「キュリオシティ」と呼びます。
大人も子どももあらゆる行動の源にはキュリオシティがあり、それが未来を切り開く力になる。
何かを始めようとする動機と興味は継続する力となる。
自分の内側から湧き上がってくるものに裏付けられない行動はとても弱く、挫折しやすい事がわかっています。
これが全てではないでしょうか?
子どもの興味を尊重し、主体性を応援できるか
親ができるのは
たくさんの経験をさせ
選択肢を増やし
本人に決断させる
本人が決断すれば本人の責任となり主体性を育む
人生を決めるのは親ではなく
子ども自身だと改めて感じた良書