兵藤裕己の作品一覧

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2024/03/28更新

ユーザーレビュー

  • 太平記 二
    分冊の中で最も厚い巻であると思われる。東京多摩のの場所としては、小手指と久米川が出てくる。前半は、源氏と平家(旧幕府軍)の争いが主である。後半では足利尊氏と新田義貞の戦いが中心で、足利尊氏が負けている。
  • 太平記 一
    現代仮名遣いでさらに活字も大きいので意外と読みやすい。古文書を読むという形式でないのでスラスラ読め、さらに校注も多いので読むのに苦労はない。
     そして、巻の初めに概略が書いてあるので、それを読んでから本文をよむことで無理なく筋が頭に入る。
  • 太平記 一
    中国古典を典拠とする表現・逸話がこれほど多く含まれてるとは思わなかった。 明治時代の人間ならずとも、楠正成の活躍に心躍り護良親王の冒険に感嘆する。赤松らはさほど活躍できてない印象。
  • 太平記<よみ>の可能性
    太平記よみの語りは、中世.近世を通じて人びとの意識に浸透し、天皇をめぐる二つの物語を形成する。その語りのなかで、楠正成は忠臣と異形の者という異なる相貌を見せ、いつしか既存のモラル、イデオロギーを掘り崩してゆく。天皇をいただく源平武臣の交代史、宋学に影響された名文論が、幕末に国体思想に読み替えられ、正...続きを読む
  • 太平記<よみ>の可能性
    楠木正成の実像を知るために、三冊を同時に読み始めました。しかし本作は史実を詮索することがテーマではなく、芝居や講談で繰り返し再生され、現在も日本の社会や国家を呪縛している楠木氏的な物語がテーマです。それは太平記に起源を持ち、近世、近代に流通するフィクションとしての南北朝の歴史であり、その影響力は、同...続きを読む

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